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自治体の皆さまへ

新年のあいさつ(1)

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山口県和木町

◆町民の皆さま方には、大きな希望に満ちた輝かしい新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます
和木町長 米本正明

皆さま、明けましておめでとうございます。
町民の皆さまにおかれましては、令和7年の新春を健やかにお迎えのことと、謹んでお慶び申し上げます。
また、平素より町行政に多大なるご理解とご協力をいただき、この場をお借りし、心よりお礼申し上げます。新春を迎え、和木町の一層の躍進を願い、心を新たにしているところであります。
昨年を振り返りますと、国外ではロシアによるウクライナ侵攻から2年近く、また、イスラエルとパレスチナの軍事衝突は1年以上が経過し、国際社会に混乱が続き、事態の長期化と共に深刻な人道危機が続いています。国内でも食料品や日用品、エネルギー価格の上昇に伴う物価高が続き生活を圧迫しています。
そのような中、米大リーグで活躍中の大谷翔平選手が9月、メジャー史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成しました。大谷選手は2年連続の本塁打王、日本人初となる打点王のナショナル・リーグ2冠に輝き、リーグ最優秀選手にも選ばれ、日本中を沸かせてくれました。
7月には夏季五輪パリ大会が開幕しました。日本選手によるメダル獲得数は海外の夏季五輪では過去最多となる活躍、また8月にはパラリンピックも開催され、選手たちの競技に対するひたむきな姿は、私たちに勇気と感動を与えてくれました。
国内では元日から石川県に甚大な被害をもたらした能登半島地震が発生し、尊い生命や財産が失われてしまいました。追い打ちをかけるかのように、被災地では9月に豪雨災害に見舞われ、容赦のない自然災害に襲われた年となってしまいました。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。
10月1日には石破内閣が発足し、その後の衆議院解散総選挙で国民の審判を受けました。石破首相は地方創生を内閣の最重要課題に位置付け「地方創生2・0」を掲げるとともに、「日本創生」を訴え「地方と都市が結びつくことにより日本社会のあり方を大きく変える」と呼びかけております。それは、これまで以上に地方自治体側のまちづくりに対する創意工夫と力量が求められるものでもあります。各地域の多様な魅力を確保し、持続的な社会を創生することを目指す取り組みが「地方創生」の考え方の一つです。私としては、山口県の東の玄関口に位置する和木町の地の利とコンパクトな町の特性を十分に活かしながら、さらに魅力発信の取り組みを進め、関係人口の拡大、人口増加などにつながる各種施策に取り組んでまいりたいと考えております。
その取り組みの指針となる、町の最上位計画である「第6次和木町総合計画」を、選任された委員の皆さんにご協力をいただきながら、現在策定を進めております。委員の皆さんのご意見や、昨年末に実施いたしましたアンケートの結果も踏まえながら、10年計画のスタートとなる令和8年度からの町の方向性を定めてまいりたいと考えております。
さて、昨年は和木小学校開校150周年の年でもありました。150周年事業実行委員会の皆さまと和木小学校の子どもたちと先生方が力を合わせ、各種の記念事業や記念式典が盛大に開催され、大きな盛り上がりと反響がございました。式典ではオリジナルの応援歌「希望のバトン」が披露されました。この曲は、子どもたちが考案した歌詞と、卒業生であり大人気バンド「Official髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム)」のサポートメンバー、善岡慧一さんの作曲で生み出されたもので、私も大変感動いたしました。
子どもたちの元気な声と笑顔は大きな宝です。その健やかな成長を心から願うと共に、伝統ある和木小学校が益々発展し、その歴史がさらに重ねられていくことを祈念しております。
令和7年は十二支の六番目となる「巳年」でございます。「乙巳(きのとみ)」は「再生や変化を繰り返しながら柔軟に発展していく」といった意味もあるようです。先行きが見通せない社会の中で、職員と共に知恵を出し、町民の皆さまのご協力をいただきながら、大きな変化にも柔軟に対応できる町として発展し、次の世代に和木町の「希望のバトン」を託せるよう、まちづくりに邁進してまいります。
本年が、町民の皆さまにとりまして、ご健康で幸多き素晴らしい年となりますよう、心からお祈り申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。

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