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※金額や割合は、四捨五入しているため、合計が一致しない場合があります
(1)概況
令和4年度の予算編成にあたっては、市制施行100周年を迎えた本市が、次の新たな100年に向けて第一歩を踏み出す重要な年として、新型コロナウイルス感染症の影響が続く中においても、「市民の安心・安全な暮らしを守る」、「地域経済を支えていく」ことを前提に、成長産業の創出や子育て支援の充実など、希望あふれる未来を拓く必要性かつ有効性の高い諸事業の推進に配慮しました。
また、年度内においては、コロナ禍・物価高騰対策や、国の補正予算を活用した小学校施設の長寿命化を行うなど、行政需要の増加に対応するとともに、効率的な財政運営に努めました。
新型コロナウイルス感染症対策…総額16億3673万円
・感染拡大の防止(物品、ワクチン接種体制の確保など) 8億3689万円
・市民生活、市内経済の下支え 6億6349万円
・ポストコロナに向けた経済構造の転換・新たな日常への対応 1億3636万円
物価高騰対策…総額25億6598万円
(2)決算収支
実質収支…19億4385万円
(3)決算総括
財政指標は、市債残高が前年度と比べ28億円減少するなど健全性を保っていますが、新庁舎建設に関する市債の償還や、老朽施設の更新経費などに加え、今後は、常盤通りにぎわい交流拠点利活用事業などの「中心市街地活性化」について、ハード・ソフト両面での取組を進めていくための経費の増加も見込まれます。
このため、EBPMを活用して真に必要な実効性の高い施策の構築に取り組むなど、効果的・効率的な行財政運営を推進するとともに、自主財源の確保や市債残高を適切にコントロールし、持続可能な財政運営の確立に取り組んでいきます。
■歳入 総額755億9973万
〈参考〉市では、市税のうち都市計画税(決算額16億2866万円)を、街路、公園、下水道、市街地開発の都市計画事業に充てています。
■歳出 総額729億3743万円
■宇部市の台所事情
財政の健全度を測る目安とされる「健全化判断比率」は、基準値を下回り、健全な状態にあります。
財政の弾力性を測る目安とされる「経常収支比率」については、93.8%と、前年度より6.3ポイント上昇しています。
市債(借金)残高は、地方交付税の振替となる臨時財政対策債の発行額が元金償還額以下となったことなどにより、減少しました。
市の貯金にあたる基金については、前年度より13億円増加しています。
○経常収支比率〈普通会計〉
○市債の残高(市の借金)〈一般会計〉
○積立基金の残高(市の貯金)〈一般会計〉
■特別会計の決算状況
※万単位で四捨五入しているため、合計が一致しない場合があります
■公営企業会計の収支の状況
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