地球温暖化防止 エコラム ECO-LUMN Vol.192

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■人口爆発が地球に与える影響
人口爆発とは、その言葉のとおり人口が爆発的に増えている現象のことを意味します。
少子化が問題となっている日本国内の状況では、この現象を身近に感じにくいかもしれませんが、世界全体で考えると人口爆発が急速に進行しています。このような状況は、医療技術の発達により死亡率が低下したこと、技術の革新によって作物の生産能力が上がったこと、途上国の出生率が高いことなどが主な要因と言われています。
特に人口が増加している途上国は、乳幼児の死亡率が高いことや労働力の確保のため、子供を多く産む傾向があり、貧困と人口増加の負のスパイラルが発生しています。こうしたことから、ユニセフ(国連児童基金)では、人口爆発を抑制するための方法の一つとして、5歳児未満の死亡率を改善する取り組みが行われています。
今後世界の人口が増加し続けるとどんな影響があるのでしょうか?懸念される問題の一つとして、二酸化炭素の排出量の増加に伴い、地球温暖化の進行が加速することが挙げられます。エネルギー消費の増加や、不足する食糧を生産するための森林伐採などにより温暖化が進行する恐れがあります。
世界の人口が増加する中、地球上の全ての人のための、持続可能な社会実現が、今、求められています。

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