■山口県水平社創立から100年 同和問題に向き合い、正しい理解を深めましょう
同和問題は、出身地や居住地によって差別や人権侵害を受けるという我が国固有の人権問題です。
日本初の人権宣言ともいわれる「水平社宣言」から約1年後の1923年5月10日、信光寺(山口市)において「山口県水平社創立大会」が開催されました。日本の歴史的過程で形作られた身分差別からの解放、人間として保障されている自由、平等の権利を取り戻そうと、県内各地の被差別部落から1500人を超える人々が参加し、本堂や境内だけでなく路地にまで人があふれました。
山口県水平社の創立から100年を迎えた今、同和問題をはじめ、あらゆる差別が許されることなく、誰もが一人の人間として尊重される社会が実現できているでしょうか。
近年では、情報化社会の進展により、インターネットやSNSにおいて、プライバシーの侵害や名誉棄損など同和問題を助長する差別的な書き込みなどが増えています。
差別のない社会を実現するためには、黙って見ているのではなく、「差別をなくす」行動を続けていくことが大切です。
私たち一人一人が同和問題に向き合い、学び、行動しながら、他人を思いやり、いたわる豊かな心を育んで、人権が尊重される社会を構築していきましょう。
人権研修のお問い合わせ:人権課
【電話】29-5080
<この記事についてアンケートにご協力ください。>