年頭のごあいさつ 謹賀新年2024(1)

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■変革への挑戦～市民の皆様と共に、岩国の新たな未来を創る～
岩国市長　福田　良彦

明けましておめでとうございます。皆様方には、令和6年の新春を健やかにお迎えのこととお喜び申し上げます。
昨年は、3年にも及ぶ様々なコロナ対策の制限が解除され、物価高などは続くものの、社会・経済が大きく動きだした1年であったように思います。
本市におきましても、フレンドシップデーや錦帯橋まつりをはじめ、地域の様々なイベントが再開され、観光客も回復基調となるなど、人の賑わいが戻ってまいりました。
そして、昨年は、本市のシンボルであります錦帯橋が創建350年という大きな節目を迎えました。市民の皆様と共に、錦帯橋の価値を共有し、江戸から令和へと守り続けてきた、世界に誇れるこの橋を、次の時代に向けてつないでいく思いを新たにしました。
一方、本市では、昨年、まちづくりの指針となる第3次岩国市総合計画を公表いたしました。「ともに」という理念を掲げ、地域や人とのつながりを大切に、ともに歩み、ともに創り、ともに輝く、交流とにぎわいのまち岩国の実現を目指します。
今、将来の岩国をかたちづくる事業が着々と進んでいます。藤生長野バイパスや岩国大竹道路などの幹線道路網の整備をはじめ、岩国駅西口の再開発事業や旧岩国医療センター跡地に整備する福祉・交流拠点など、実現に向け、全力で取り組んでいるところです。
また、市立美和病院や中央公民館の建て替えをはじめ、新岩国駅前広場の改修事業等も完成に向け順調に進むと共に、キャッシュレス決済の導入など、デジタル技術を活用した窓口サービスの向上にも取り組んでまいります。
そして、本年は、JR南岩国駅前の交差点改良とあわせ、駅前広場や駐輪場の整備を完了し、当駅の利便性を向上させます。また、錦町に、平瀬ダムが完成の予定であり、錦川下流域の安心・安全の確保に貢献するものと思っています。
さらに、物価高への経済対策・生活支援策として、第4弾となるプレミアム商品券の販売を開始します。
今、時代は、コロナ禍からの転換期を迎え、技術革新の進展等も相まって急速なスピードで大きく変化しています。こうした中、多様化する社会のニーズと新たな時代に対応するには、従来の常識などにとらわれず、変革と進化を続ける姿勢が求められています。
私は、今後とも、岩国の無限の可能性を信じ、「変革への挑戦」を信念として、市民の皆様と共に、岩国の新たな未来を創ってまいります。
皆様方にとりまして、本年が明るく希望に満ちた一年となりますよう心から祈念いたしまして新年のご挨拶といたします。

※写真は、本紙をご覧ください。