■Vol.185 前田めぐ美さん(玖珂町在住)
つながるマルシェ実行委員会代表、岩国くらす隊未来係のメンバーを務め、イベントの企画運営などを行っている。
好きな言葉は「おもしろきこともなき世をおもしろく 住みなすものは心なりけり」。
「子供たちが玖珂町に戻ってきたいと思えるような、思い出に残るイベントを開催したい」と話すのは、玖珂町で「つながるマルシェ」を開催している前田めぐ美さんです。
結婚を機に玖珂町に移り住んだ前田さんは、玖珂にみんなが気軽に来て話せる場所を作りたいと思い立ち、飲食店を開業しました。ところが駅前の人通りは少なく、どうしたら店を知ってもらうことができるのかと悩みます。
そうした中、「自分の店も周りの店も知ってもらう機会が作れないか」「地域で人が集まる仕組みができないか」と考えるようになり、玖珂地域内でのマルシェの開催を企画します。
そこで岩国西商工会のメンバーを中心に実行委員会を立ち上げ、令和5年から「つながるマルシェ」を始めた前田さん。「調整することがたくさんあって大変ですが、とにかく楽しい。困った時はみんなが手伝うよと言ってくれる。マルシェには駐車場が満車になるくらい人が来てくれて、出店者同士のつながりもでき、やってよかったです」
昼のマルシェから始めて、次に夜のマルシェに挑戦したのは、前田さんが子供の頃、夜の祭りに浴衣を着て友達と出掛けてワクワクした体験があるから。「地元に戻りたいという気持ちになるのは、その場所に思い出があるから。そんな思い出を玖珂の子供たちにも作りたい」という強い思いからでした。
夜のマルシェでは浴衣のファッションショーを行い、「家族とのいい思い出ができた」と感謝されたそうです。
今後もマルシェを継続していくと話す前田さんには、まだまだやりたいことがあります。「一つ目は、市全体がテーマパークになったみたいに、楽しいイベントやコンテンツを作ること。二つ目は、シェアキッチンやこども食堂、習い事などができて、みんなが集まれる複合施設を作ること。これからも大好きなこの町で、地域の人をつないで、普段から楽しい場所を作っていきたいです」と熱く語ってくれました。
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