■インターネットと人権
インターネットは、情報収集の手段として私たちの生活に欠かせない存在です。しかし、その利便性を悪用した使い方によって、人権が侵害される事例も少なくありません。
令和6年版情報通信白書(総務省)によると、令和5年度中に「違法・有害情報相談センター」で受け付けた相談件数は6463件となっています。
SNSや掲示板での誹謗中傷、プライバシーの暴露、差別的な発言などは、人間の尊厳と安全を脅かす重大な問題です。匿名や集団で行われることが多いため、罪悪感が希薄になり、誰もが簡単に加害者になり得る恐れがあります。
こうした人権侵害を防ぐためには、私たち一人一人が責任ある行動を心掛けることが重要です。まず、自分の発言が他者の人権を傷つけないかを考えてから、情報を発信するよう努めましょう。
またインターネットで不適切な投稿を見つけたら、サービスの運営元や専門機関へ通報や相談をすることも、人権侵害の被害を防ぐことにつながります。
誰もが安心してインターネットを利用するためには、お互いが人権を尊重し、相手の立場に配慮した行動を取ることが求められます。
インターネットを正しく活用して、みんなが豊かで安心できる社会を築いていきましょう。
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