■気候変動対策の2本柱~「緩和」と「適応」~
近年、記録的な短時間大雨の増加や農作物の高温障害など、温暖化による気候変動の影響と考えられるさまざまな現象が起こっています。こうした気候変動への対策として「緩和」と「適応」があります。
「緩和」とは、省エネの取り組みや再生可能エネルギーの活用などにより温室効果ガス排出量を削減し、地球温暖化を抑制する取り組みです。
しかし温室効果ガスの排出量を最大限に削減しても、すでに大気中に蓄積された温室効果ガスによる気候変動への影響は避けられません。そのため、もう一つの対策である「適応」が必要になってきます。
「適応」とは、気候変動の影響に備え、その被害を軽減するための対策をすることです。例えば災害への備えとして、日頃から防災アプリやハザードマップの確認を行い、避難ルートを想定しておくことが挙げられます。また農作物被害への対策として、高温に強い品種開発や作付け時期の調整、日よけ設置による作物の日焼け防止対策を行うことなども有効です。
気候変動の影響は、私たちの暮らしに深刻な影響を及ぼし始めています。社会全体で気候変動の影響を少しでも抑えられるよう、私たち一人一人が「緩和」と「適応」について理解を深め、行動していくことが重要です。
・普段の生活でできる脱炭素につながる行動を考えてみましょう
問合せ:環境政策課
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