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自治体の皆さまへ

市長就任あいさつ

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山口県岩国市

■夢をかたちに~力強くも、やさしく、しなやかに市民と共に歩む政治~
岩国市長 福田良彦

◆5期目を迎えて
去る1月28日に執行されました岩国市長選挙におきまして、引き続き、市政を担わせていただくことになりました。今、改めて、市長としての責任の重さを実感いたしますとともに、5期目に向けての決意と覚悟を新たにし、身の引き締まる思いであります。
「対立から協調へ・岩国再生」・「夢をかたちに」という政治理念を掲げ、市長となり、はや16年が経過いたしました。その間、岩国の新たなまちづくりは、「目に見える形」で、着実に進んできております。
しかしながら、一方で、時代は、少子高齢化や人口減少、経済のグローバル化、技術革新の進展も相まって、急速なスピードで大きく変化しており、こうした社会経済情勢の変化に対応するためには、前例踏襲ではなく、新たな発想で、進化と変革を続ける組織が求められています。

◆更なる進化と変革への挑戦
それだけに、5期目となる今期は、これまでの成果を礎に、「変革なくして成長なし」をキーワードに、更なる進化と変革への挑戦をしていきたいと考えております。
また、変革をするには、現状把握が必要となります。この度の選挙でも各地域を回り、その抱える課題などについて、様々な声を頂きました。今後も、これまでの現場主義を継続し、可能な限り、現場に赴き、地域の課題や市民の皆様のニーズを吸い上げ、その解決に努めてまいります。

◆これからのまちづくり
折しも、本市では、昨年3月、今後10年のまちづくりの基本指針となる第3次岩国市総合計画を公表いたしました。
今回の計画は、社会や市民の皆様のニーズが変化・多様化する中で、行政と市民が一体となって取り組んでいくことが重要という観点から、「ともに」という「協働」の理念を掲げています。
地域や人のつながりや声を大切にしながら、「ともに歩み、ともに創り、ともに輝く、交流とにぎわいのまち岩国」を将来像とし、その実現を目指してまいります。

◆取り組んでいく重点施策
本市の課題は多岐に渡っておりますが、今後、重点的に取り組んでいく施策の一部を紹介させて頂きます。
▽健康福祉の増進
・多子世帯への経済的な子育て支援として、第2子以降の保育料の無償化や聴力の低下した軽度・中等度の難聴の高齢者に対する補聴器購入費用の一部の助成を検討します。
・中山間地域の中核病院である市立美和病院の移転・建て替えを進めます。

▽産業の振興
・錦帯橋周辺において大明小路などの無電柱化や観光駐車場の整備を進めます。
・岩国駅西口の再開発事業を支援し、再開発ビル内に図書館機能を核とした「にぎわい創出施設」を整備します。
・県と連携し、東部地域産業振興センター(仮称)の整備を進めます。

▽社会基盤の整備
・渋滞緩和や災害リスクの逓減を図るため、岩国大竹道路・藤生長野バイパスなどの新たな幹線道路の早期完成にしっかりと取り組みます。
・新岩国駅前広場を、送迎者やバス・タクシー利用者がより安全で利用しやいように改修します。
・岩国医療センター跡地に、総合的な福祉・交流拠点となる「いこいと学びの交流テラス」の整備を進めます。

▽市民の安心・安全対策
・ポンプ場・雨水調整池の整備や排水路などの改修を進めます。
・防音工事の補助対象施設を事務所や店舗等へ拡大することについて早期実現に向け取り組みます。

▽教育・文化スポーツの振興
・錦帯橋の世界文化遺産登録の実現にしっかりと取り組みます。
・生涯学習の中核施設となる中央公民館の建て替えを行います。
・県と連携し、県立武道館の整備を進めます。

▽デジタル化の推進
・キャッシュレス決済の導入をはじめ、電子申請による手続きや証明書の発行など、デジタル技術を活用した窓口サービスの向上を進めます。

◆市民と共に歩む
私の目指す政治は、「力強くも、やさしく、しなやかに、市民と共に歩む政治」であります。これは、言うべきことは言う胆力と物事を動かす実行力を持ちながら、一方で、社会的弱者には優しく、市民目線で常に考え、時代の変化とともに、しなやかに進化していく政治であります。
今後とも、常に初心を忘れず、岩国の新たな未来を切り開くため、全力を尽くしてまいる所存でありますので、皆様方のより一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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