■蛍光ランプがなくなる?
照明のLED化は、効率的な省エネ対策の一つであり、蛍光ランプや白熱電球と比べて、消費電力や寿命などの面で多くのメリットがあります。
こうした中、令和5年10月30日から11月3日にかけて、スイス・ジュネーブで開催された「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議(COP5)」において、水銀添加製品である一般照明用の蛍光ランプ(住宅、事務所、工場、店舗、作業現場、街路灯などで一般的に使用されている蛍光ランプ)を、その種類に応じて、2027年末までに製造・輸出入を段階的に廃止することが決定されました。
廃止対象となる蛍光ランプは、期限以降の製造・輸出入が廃止されますが、廃止期限後においても在庫品の流通・販売や既存製品の継続使用が禁止されるものではありません。
こうしたことから、一般照明用の蛍光ランプを使用している設備などについては、今後、計画的なLED化を進めていくとともに、引き続き蛍光ランプの使用が必要である場合には、在庫切れとなる前に必要数を確保しなければなりません。
蛍光ランプの製造・輸出入の段階的廃止まであと数年です。皆さんの身近な住宅や職場などにおいて、早めにLED照明への切り替えを考えてみてはいかがでしょうか。
問合せ:環境政策課
【電話】29-5102
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