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国道2号と国道188号のバイパス整備について

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山口県岩国市

◆岩国市のバイパス整備
岩国市の主要幹線道路である国道2号と国道188号には、大竹市小方から本市長野までの区間に「主要渋滞箇所」が15箇所あり、渋滞緩和が大きな課題となっています。
幹線道路の整備は、交通混雑の緩和だけでなく、交通安全の確保、都市間ネットワークの構築による広島広域都市圏内の連携・交流の促進、ダブルネットワークの確保による災害に強い道づくりとして大変重要です。
この他にも、岩国錦帯橋空港や岩国港などの輸送施設への移動時間短縮による観光・ビジネス面での潜在的な地域力の底上げ、市の医療やスポーツ複合施設などが集積する愛宕地区、福祉・交流拠点のまちづくりを目指し整備を進める黒磯地区(いこいと学びの交流テラス)へのアクセス向上など、さまざまな効果が期待されており、市における地方活性化や国土強靭化に欠くことができないものです。
※詳細は、本紙をご覧ください。

◆バイパス整備の現状
国や市では「国道整備情報ステーション」を開催し、一般国道2号岩国・大竹道路と一般国道188号藤生長野バイパスの整備効果や進捗状況などの概要を紹介しています。
令和5年度には、市役所・マックスバリュ通津店・フレスタモールカジル岩国店の3カ所で4回開催し、1,140人が来場しました。
・市役所(令和5年5月30日~6月1日、令和6年2月13日~22日開催)
・マックスバリュ通津店 (令和5年7月16日開催)
・フレスタモールカジル岩国店 (令和5年11月25日開催)

◆岩国市の幹線道路のこれから
幹線道路は周辺市町と共栄していくための重要な都市基盤施設であり、市内の渋滞緩和はもちろん、広島広域都市圏とのアクセスが向上し、観光やビジネスの面でも大きな効果が期待できます。
今後も市では、周辺の自治体や関係機関としっかり連携しながら、多くの人々の期待を力に「岩国・大竹道路」と「藤生長野バイパス」の早期開通に向け、官民一体となって、幹線道路の整備に取り組んでいきます。

▼市政番組かけはしをYouTubeで配信しています
4月15日から28日まで、市政番組かけはしで「岩国・大竹道路と藤生長野バイパスの整備促進」を放送しました。
市ホームページから過去の放送を見ることができます。

■藤生長野バイパス整備の取り組み状況
一般国道188号藤生長野バイパス(岩国南バイパス南伸)は、藤生町から長野に至る延長7.6kmの道路で、平成31年度に国土交通省において新規事業化されました。
藤生長野バイパスの整備により、渋滞が緩和し、災害時の代替性が確保され、通行時の安全性が向上します。また沿線地域においては、物流面などでの信頼性の高いルートが確保されることで生産性が向上し、安全性・快適性が高まることで生活の質が向上するなど、さまざまな効果が期待されます。

◇啓発用看板の更新
令和5年12月、バイパスのさらなる周知を図るため、一般国道188号藤生長野バイパスの起点に設置している啓発用看板を更新しました。

◇土地調書・物件調書説明会の開催
令和5年9月~11月に、用地測量や物件などの調査結果を記載した土地・物件調書を配付し、今後の用地取得などの進め方についての説明を行いました。

◇幅杭・中心表示杭の設置
これまで実施した地形測量や地質調査、道路予備設計を基に、令和4年6月から道路に必要な土地の予定範囲を示すための仮幅杭を設置し、関係者の立ち会いの下、幅杭位置の確認を行っています。またバイパス整備の位置を分かりやすくするため、令和6年2月~3月に道路の中心位置を示す中心表示杭を設置しました。

◇藤生長野バイパスのこれから
令和5年度から、事業に必要となる用地の買収に本格的に着手しています。1日も早いバイパスの開通を目指し、用地買収の促進など、効率的な事業進捗を図っていきます。

※市ホームページから、藤生長野バイパスに関する最新の情報や完成イメージ動画を確認することができます

■岩国・大竹道路整備の取り組み状況
国道2号は、この地域の主要幹線道路であり、近年の交通量の増加により、交通渋滞や交通事故の多発など都市活動に多大な影響を与えています。
岩国・大竹道路は、大竹市小方から山手町までに至る延長9.8kmの幹線道路で、国道2号の交通混雑の緩和や交通安全の確保を図るとともに、広島県と山口県間の広域的な連携・交流を図ることを目的としています。
大竹市御園地区で山陽自動車道に接続し、山手町で岩国南バイパスに接続する計画となっています。

◇和木地区施工状況
和木町では、令和3年度から(仮称)岩国トンネルの掘削工事を行っており、令和6年5月末現在で、約1,180m付近まで掘り進んでいます。

◇室の木地区施工状況
室の木地区では、(仮称)室の木インターチェンジアクセス道路の工事が進んでいます。現在は、山林の伐採や地盤の掘削作業を行っています。

◇現場見学会の開催
令和6年6月に、麻里布小学校3~5年生を対象に、(仮称)岩国トンネルや(仮称)室の木インターチェンジ付近の工事現場見学会を開催しました。児童たちは実際にトンネルの中に入り、内部の様子を見学しました。
8月には、市民向けの現場見学会を実施する予定です。

◇岩国・大竹道路のこれから
今年度も引き続き工事を行いながら、(仮称)山手トンネルのトンネル技術検討委員会では、地質調査などの結果を基に、トンネル構造や地表面沈下などの周辺への影響について検討する予定です。

※市ホームページから、岩国・大竹道路に関する最新の情報や完成予想図を確認することができます

問合せ:都市計画課幹線道路整備推進室
【電話】29-5095

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