■同和問題を正しく理解し人権が尊重される社会を実現しましょう
部落差別(同和問題)とは、日本社会の歴史的過程で形作られた身分差別により、日本国民の一部の人々が、日常生活で差別を受けている我が国固有の人権問題です。結婚差別・職場差別・インターネット上での差別などさまざまな事例が挙げられています。
また社会の変化により最近では、女性差別・性の多様性・子供や外国人を取り巻く課題・テクノロジーの進化による人権侵害・企業の人権尊重責任などの新たな課題も取り上げられ、今も基本的人権を侵害されている人々がいます。
日本国憲法第14条では「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」と法の下の平等や差別されない権利がうたわれ、第97条では「この憲法が日本国民に保証する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に堪え、現在及び将来の国民に対し、犯すことのできない永久の権利として信託されたものである」と人権の普遍性、固有性、永久不可侵性がうたわれています。
私たち一人一人が大切でかけがえのない存在であることに気づき、誰もが幸せに、人間らしく生きられる社会の実現に向け、人権の学びを深めましょう。
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