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自治体の皆さまへ

こんにちは保健師です~しっかり食べてフレイル予防を~

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山口県平生町

◆高齢期は栄養不足が心配…
高齢期はさまざまな理由で食欲がなくなり、低栄養状態になって「フレイル」(加齢に伴って生活機能が低下した状態で健康と要介護状態の間の段階)になる恐れがあります。
若いころはどちらかというと食べすぎに注意が必要ですが、高齢期はむしろ「栄養不足」の方が心配されます。

◆あなたの食生活をチェックしてみましょう
・この半年で体重が2kg以上減少している。
・BMI(体格の指標)が「低栄養」に該当する20.0以下である。
※BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
・食事はさっぱりした献立ばかり好んで食べるようになった。
・食欲がない状態が日常で、毎日の食事の時間が楽しめていない。

思い当たる項目のある人は「低栄養」によるフレイルの恐れがあります!

◆高齢期になりやすい食欲不振~なぜ高齢になると食べられなくなるのでしょうか?~
・身体的な理由…病気やけがをした。足腰衰えて日々の活動量が減った。歯や入れ歯の調子が悪い。
・精神的な理由…配偶者や近親者を亡くしたことで落ち込み気力がわかない。
・環境的な理由…一人暮らしなのであまり調理をしない。他の人と一緒に食べる機会が少ない。

◆低栄養を防ぐヒント
▽タンパク質とエネルギーを摂取する
たんぱく質を多く含む魚、肉、卵、大豆製品等の主菜とエネルギーとなるご飯やパン、麺類等の主食を積極的にとりましょう。また、副菜で野菜もしっかりとって栄養バランスを整えることも大切です。

▽規則正しい生活リズム
早寝早起きなど生活リズムを整えて、1日3食決まった時間に食べるサイクルを体で覚えましょう。

▽定期的な体重チェック
体重を測ることを習慣にして自分の体重の変化を把握しておきましょう。

▽毎日の口腔ケアと定期的な歯科検診
口の中が健康でないと食事がおいしく食べられません。毎日の口腔ケアと定期的な歯科検診を!

日常的に運動やボランティアに参加するなど心身に活動的な生活は食欲の増進につながります。
充実した食生活は内臓などを丈夫にし、免疫力を高めるなど要介護状態を防ぎ、高齢期の健康と生活の質を向上させます。
介護予防やフレイル予防のために食生活や生活リズムを見直しましょう!

問合せ:
・町保健センター【電話】56-7141
・町健康保険課【電話】56-7115

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