1月7日に町武道館で二十歳のつどいが行われ、式典・記念行事に73名が参加しました。
式典終了後の記念行事は、応募いただいた3名の実行委員により企画・運営され、小学校・中学校時代の恩師の登場や、学生時代の思い出を振り返るスライドショーの上映がありました。
参加されたみなさんは、久しぶりに再会した仲間や、恩師との歓談を楽しんでいました。成人としての自覚と責任をより一層深める節目となりました。
◆「二十歳の誓い」
(伊藤)
本日は、二十歳を迎え新たな一歩を踏み出す私たちのために盛大な式典を開催してくださり、誠にありがとうございます。お祝いの言葉をいただいた浅本町長をはじめ、ご多用の中ご出席いただいた来賓の皆様、開催に向けてご尽力いただいた関係者の皆様に深く御礼申し上げます。こうして、人生の大きな節目を迎えられたことを大変嬉しく思います。育ててくれた親はもちろん、ご指導くださった先生方、多くの時間を共にした仲間、様々な形で献身的にサポートしてくださった地域の皆様のおかげで本日を迎えることができました。
私は現在、高専で工学を学びながら充実した生活を送ることができています。2、3年次には、新型コロナウイルスの影響により対面授業ができない期間が長く続きました。さらに、様々な行事が中止になるなど、多くの困難が待ち受けていました。それでも、オンラインを駆使して、他高専の学生や多くの仲間に支えられながら、勉強に取り組みました。
こうした経験があったからこそ、対面授業再開後は、普段の生活のありがたさや学ぶことの楽しさに気づくことができました。特に、同じ目標を持つ仲間と出会えることは、非常に得難いものだと感じています。今後は大学院進学に向けて専門的な知識にさらに磨きをかけ、様々なことを学び続けたいと思っています。
(山田)
私は、小学校の教員になるために大学の教育学部で学んでいます。小学生、中学生の頃を思い返すと、本当に素敵な先生方に恵まれていました。指導の中に愛情があり、それを受け取った私たちとの間には強い信頼関係が成り立っていました。私も、厳しくも愛のある指導で、子どもと共に学び続ける教員になりたいと思います。
また、先生方からは地域の方との関わりの大切さについても学びました。先生方が自ら地域の方と関わり、生徒が安心して地域で生活し、平生町に愛着がもてるよう地域の方と協力してくださったからこそ、私たちはここ平生町を「帰る場所」と感じるようになりました。私は現在、町外で生活しておりますが、帰省した際に、温かい声をかけてくださる地域の方々の優しさが安心感を与えてくれます。私たちが帰る場所「ふるさと平生」を心の支えとして、これからも夢に向かって努力を続けていきたいと思います。
ここ数年、私たちの生活様式は大きく変化しましたが、そのような状況下でも様々な経験をさせていただいたことに感謝しながら、支えてくださった方々と平生町に少しでも恩返しできるよう精進いたします。私たちは二十歳を迎えましたがまだまだ未熟です。より一層のご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。簡単ではございますが以上で代表挨拶といたします。本日は誠にありがとうございました。
令和六年一月七日
代表
伊藤 空良
山田 奈穂
◆ふるさと平生の魅力抽選会の様子
二十歳をお祝いして、地元の多くの事業者から、たくさんのお祝いの品が寄せられ、抽選により、参加者全員にお渡ししました。
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