加齢に伴って身体機能が低下するように、体温調節機能や「暑い」と感じる感覚も低下します。「暑い」と感じる感覚が鈍くなると、発汗などの体温調節が遅れてしまいます。また、発汗能力についても若年者より低下しているため、体に熱がたまりやすくなり、深部体温が上昇しやすい傾向にあります。
さらに、若年者より体液量や血液量が少なくなっているため、若年者と同程度に発汗したときには脱水症状に陥りやすく、回復しにくいといわれています。
暑い中「これくらいの暑さは大丈夫」と我慢すると熱中症のリスクは高まるため、積極的にエアコンを使用し、エアコンの風が直接当たらないように風向きを調整したり、窓を少し開けて冷気を逃がしたりするなど工夫しましょう。
また、喉が渇いていなくても1時間あたりコップ1杯程度を目安に水分補給をしましょう。
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