『なぜ冬になると風邪をひきやすくなるのか?』
(1)気温・体温の低下
気温が下がることによって、身体の表面が冷えると身体がストレスを感じます。ストレスにより白血球や細胞の働きが低下し、一時的に免疫力が下がってしまい、感染症にかかりやすくなります。
(2)空気の乾燥
通常、鼻やのどの粘膜にある粘液がウイルスや細菌をとらえて体内に入ることを防ぎます。
しかし、空気が乾燥すると粘膜自体も乾燥してしまうため、防御機能が低下します。
また、ウイルスは湿度が高いとすぐ地面に落下しますが、湿度が低いとウイルス飛沫の水分が蒸発して軽くなるため、約30分間、空気中を漂うことになります。
(3)日照時間の短さとビタミンD不足
ビタミンDは免疫機能の調整に重要な役割を果たしています。太陽光を浴びることで生成されますが、冬は日照時間が短くビタミンDの生成が減少するため、風邪やインフルエンザなどの呼吸器感染症にかかるリスクが高くなるといわれています。
◆冬の感染症対策のポイント
▽手洗い
・外出後、調理の前後、食事前、トイレの後などこまめに手を洗いましょう。
・1回あたり30秒程度かけて水と石けんで丁寧に手を洗いましょう。
▽体を温める
・室内外の温度差が激しいので、こまめに衣服を調節しましょう。
・マフラー、帽子、手袋などを冷える前から着用して出かけましょう。
▽密を避ける
・できる限り人との距離を保ち、人ごみを避けましょう。
・こまめに換気を行いましょう。
▽マスクの着用
・外出の際にはマスクを着用しましょう。
・鼻やのどの粘膜を冷やさず、乾燥から守りましょう。
▽水分補給
・十分な水分補給は、ウイルスや細菌の体外への排出を促します。
・温かいお茶や白湯は体が温まるのでおすすめです。
▽ビタミンDの生成促進
・日常生活の中で、日光を浴びる時間を増やしましょう。
・ビタミンDを多く含む食品(きのこ類、魚介類)を積極的に摂取しましょう。
問合せ:町保健センター
【電話】56-7141
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