令和6年度の当初予算は、人口減少から生じてくるさまざまな問題を克服すべく、保育料無償化など子育て環境のさらなる充実をはじめ、「防災・文教・交流」ゾーンの整備・充実、本市の魅力向上、そして市民生活に密着した諸課題の解決に向けた取り組みなどを盛り込んだ予算編成としました。
■一般会計の概要
今年度の予算規模は203億9,500万円で、前年度当初予算(180億9,300万円)と比べ23億200万円増加しています(12.7%)。これは普通建設事業費等が増加したためです。
▽一般会計予算額の推移
■歳入の状況
市税は45億9,364万7千円で、前年度と比べ3.2%の減少を見込んでいます。個人住民税の定額減税や固定資産税のうち償却資産に係る特例措置による減収を見込んでいます。
地方特例交付金は3億2,714万2千円で、前年度と比べ1621.8%の増加を見込んでいます。個人住民税の定額減税や固定資産税に係る特例措置に対し、その減収分が国費で補てんされることによるものです。
繰入金は7億6,736万9千円で、前年度と比べ16.6%の増加を見込んでいます。財政調整基金や特定目的基金の繰入金の増加によるものです。
市債は36億6,470万円で、前年度と比べ74.5%の増加を見込んでいます。普通建設事業費が増加したためです。
■歳出の状況
人件費は定年退職者数の増加に伴う退職手当の増加などにより、前年度と比べ8.6%増加しています。
扶助費は児童手当制度の拡充などにより、前年度と比べ1.3%増加しています。
公債費は過去に借り入れた市債の償還が進んだことなどにより、前年度と比べ2.5%減少しています。
普通建設事業費はバタフライアリーナ改修事業費や弓道場整備事業費などの建設事業費が増加したことにより、前年度と比べ36.4%増加しています。
補助費等は低所得者支援および定額減税補足給付金事業費の計上などにより、前年度と比べ17.7%増加しています。
■特別会計の概要
今年度の予算規模は86億4,281万6千円で、前年度当初予算(86億667万8千円)と比べ3,613万8千円増加しています(0.4%)。主に後期高齢者医療事業で制度改正などによる広域連合納付金の増加を見込んだことによるものです。
■一般会計歳入
▽用語解説
・自主財源…市が自主的に収入できる財源
・依存財源…市独自で収入額を決められない財源
・市税…市民税、固定資産税、たばこ税など
・地方交付税…地方自治体の行政サービスが一定水準を確保できるよう国から交付されるもの
・国庫(県)支出金…市が行う事業に対して国や県から交付されるもの
■一般会計歳出(性質別グラフ)
▽用語解説
・扶助費…社会保障制度の一環として支給される経費
・人件費…職員等に勤労の対価として支払われる経費
・公債費…市債を返済するための経費
・普通建設事業費…道路など社会資本整備に要する経費
・補助費等…各種団体への助成金等に支払われる経費
問い合わせ:財政課
【電話】22-2111内線441
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