田布施町の文化財

18／28

今回紹介するのは、吉井遺跡(宿井)で発見された弥生時代の壺です。
これは、令和元年度に国営圃場整備に先立って行われた試掘調査から発見されました。
発見時は、全体がバラバラの状態で発見されましたが、組み立てていくとほぼ完全に復元することができました。壺の使い方は分かっていませんが、壺の口縁部に文様が施されるなど丁寧に作られていることから、何かしらの祭祀用具として使われた可能性があります。

◆1月26日は『文化財防火デー』です
昭和24年1月26日、世界最古の木造建造物である奈良県の法隆寺の火災によって壁画が消損したことを基にして制定されました。
町内では、町・県指定文化財を保管する『田布施町郷土館』、『龍泉寺』などで年1回消防署の点検指導を受けるなど、文化財を保護する意識の醸成に努めています。