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自治体の皆さまへ

能登半島地震の災害派遣に参加しました

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山口県田布施町

田布施町社会福祉協議会
松田 洋和

8月14日(水)~20日(火)、田布施町社会福祉協議会から石川県輪島市社会福祉協議会に災害ボランティアとして派遣されました。
現地では主にボランティアでの手助けが必要な方がいないか、高齢者の一人暮らし等で困っている方がいないかなど一軒ずつ家を訪ねて聴いて回るローラー調査、ボランティアでの作業が必要なお宅に伺い状況などを確認し記録する現地調査および『災害ボランティアセンター』の運営業務にあたりました。
能登半島では17年前にも大きな地震があり、その時に家を建て替えたり、修繕した家が多く、今回の地震で再び家が被害を受け、また家を建て直したり修繕して輪島市に住むかを悩んでおられる方も多くいらっしゃるとの事でした。また『震災後の2次避難先として多くの人が金沢市に避難したが戻って来られるか不透明なまま、今後この地区の存続がどうなっていくのか…』などと心配される方も多くいらっしゃいました。
現地では半壊以上の判定が出た家屋に対する公費解体が始まっていて、調査でお話を聞かせて頂く中で高齢の女性が『家は公費解体する予定だがお父さん(夫)が嫌がっている、苦労して建てた家だからね…』というお話を伺い、苦労して建てた自分の家を自分の判断で取り壊すという決断をせざるえない状況にあるという気持ちを考えると、何とも言えない気持ちになりました。
現地はまだ震災被害のあった家屋がそのままである箇所もあり、道路も通行は出来るものの隆起・陥没している箇所が多くあり、復興までまだまだ時間がかかるという印象でした。
現地の輪島市社会福祉協議会の職員の方も『最近では能登半島地震の報道量も少なくなってきているが、復興にはまだまだ時間がかかる。今回の災害派遣で見た事を帰っても伝えて欲しい』と訴えておられました。そのような中、能登半島でまた9月21日に豪雨災害があり甚大な被害が出ているとい報道を目にし、復興に向け少しずつ進みだしていた方達の気持ちを思うと筆舌に尽くしがたいものがあります。
今回の災害派遣での経験を活かすような事が無い方が良いのですが、災害はいつ起こるか分かりません。災害に備え・起きた後も対処が出来るように普段の業務から取り組んでいきます。
今後、被災された方へのより一層の心のケアであったり、生活の再建に向けての支援が必要になってくるものと思われます。そのような活動を支援するため、社会福祉協議会では共同募金会を通じて石川県に義援金を届けるための募金箱を設置していますのでご協力をお願いします。
田布施町社会福祉協議会では災害ボランティアの事前登録を受け付けています。災害ボランティアの活動は力仕事だけでありません。ボランティアセンターの運営・外部から来てくれたボランティアさんの道案内など色々な活動があります。関心のある方は社会福祉協議会までお問合せください。

→社会福祉協議会
【電話】53-1103

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