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『田布施町少年少女発明クラブ』活動紹介

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山口県田布施町

本町発明クラブは、平成7年度に田布施町教育委員会、公益社団法人発明協会および一般社団法人山口県発明協会が共同で設置をしました。県内では、柳井市、山口市、下関市に次いで4番目に設置されました。現在は、県内に7つの発明クラブが設置されていますが、町としての設置は田布施町のみで、特色ある教育活動の一つとなっています。
『田布施町少年少女発明クラブ』活動紹介また、町内の多くの企業や団体、個人から後援会に入会いただき活動を円滑に進めていけるようなご支援をいただいています。今年度で28周年を迎えていますが、本クラブの目的である『田布施町の次代を担う子どもたちに科学技術に関する興味、関心を追求する場を提供し、科学的で独創的な発想に基づく創作活動を通して発明くふうの楽しさと創作する喜びを体得させることにより、創造性豊かな人間形成を図る』ことを意識し、各種方面よりご協力をいただきながら取り組んでいます。田布施西小学校の図工室を主な拠点として活動しています。その取組をご紹介します。

活動日時:第2・第4土曜日 午前9時30分~午前11時30分

本クラブは、1年間を前期活動(4月~9月)、後期活動(10月~3月)に分けて取り組んでいます。
前期活動は、クラブ員一人ひとりの発想を大切にしながら個々のくふう作品作りを行っています。年度当初に、クラブ員募集要項に各自が書いている作品設計図をもとに、具体的な作品作りの計画を各班担当の指導者と一緒に考えていきます。その後、図工室内の材料や各自がホームセンターなどで購入する材料(購入代は、後日当クラブで支払)で製作に取りかかります。製作活動は試行錯誤の繰り返しで、9月には作品が完成できるように全員が根気よく取り組んでいます。そして、クラブ員全員の作品は山口県発明くふう展に出品し、広報11月号で紹介しましたように毎年多くの賞を受賞しています。
後期活動においては、10月に全員が『鳥の巣箱づくり』を行いました。同じ様式の巣箱ですが、それぞれがひと工夫を加え個性的な巣箱が完成しました。11月には、活動の拠点を田布施中学校に移動し、中学校の理科の先生方による指導で科学作品づくりを行っています。
令和4年度は、三葉虫やフズリナ、アンモナイトの化石レプリカを作りました。また、化石を含んだ岩石を道具を駆使しながら化石の発見にも挑戦しました。12月には、クラブ員一人ひとりが作製した作品の相互発表会を保護者も招待して実施しました。作品作りでくふうした所や苦労した所をクラブ員全員で共有でき、今後の製作活動に生かしていける発表会となりました。
さらに、1・2月には田布施農工高校に移動して、高校の先生方のご指導で電子キットの作製をしました。メカトロ研究部の生徒さんにも手伝っていただきながら、手元のコントローラーで動くロボットを作製し、最終日にはロボット同士の相撲大会を実施しました。
こうした一年間にわたる物作りを通して、充実感や自己肯定感から自分に対する自信に繋がる取組になればと指導員一同願っています。

◆発明クラブ指導員の募集について
クラブ員と一緒に作品作りをしてみませんか。経験不問です。

問合せ先:発明クラブ事務局(社会教育課内)
【電話】52-5813

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