本町発明クラブは、平成7年度に田布施町教育委員会、公益社団法人発明協会および一般社団法人山口県発明協会が共同で設置をしました。
例年、町内の多くの企業や団体、個人から後援会に入会いただき活動を円滑に進めていけるよう、多大なご支援をいただいており、おかげ様で今年度で発足29年となりました。
来年度、発足30周年を迎えるにあたり、さらなる活動の充実を図る所存ですので、引き続きご支援、ご指導をよろしくお願いします。
本クラブの活動は、田布施西小学校の図工室を拠点に、原則第2・第4土曜日(午前9時30分~午前11時30分)、年間を前・後期に分けて活動しています。
◆前期 4月~9月
前期は、10月に県で開催される『やまぐち発明くふう展』への出展を目標に、クラブ員各自のアイデアを生かした作品づくりに取り組みます。今年度もクラブ員全員(11人)の作品を出展し、4作品が入賞しました。10月に県児童センターで行われた表彰式には、本クラブの城英明後援会長も出席され、ご講評をいただきました。4作品中、優秀賞とアイデア賞の3作品は、全日本学生児童発明くふう展へ推薦され、出展しました。クラブ員は、アイデア作品を作る中で、ものづくりの技能や発想力が身に付いています。
また、今年度は、コロナ禍で中止となっていた『全国少年少女チャレンジ創造コンテスト』が4年ぶりに開催されました。この大会は、移動体をリモコンで操縦し、工夫したからくりを作動させ、そのパフォーマンスを競うものです。本クラブからは、4年生2人で組んだ、チーム『We love 田布施』が、8月の地区大会を経て11月に愛知県で開催された全国大会への出場を果たしました。大会では、全国から参加した60チームが予選に臨み、本チームは49番目に演技を行いました。2人は田布施町の特産物や名所を載せて動く台車を操り、元気に田布施町をPRしました。残念ながら午後の決勝には進出できませんでしたが、演技最後の『田布施に、おいでませー!!』のかけ声に、会場から大きな拍手と声援をいただきました。出場した2人は、全国大会のレベルの高さに臆することなく、早くも来年度の大会参加に意欲を見せています。
◆後期 10月~3月
後期の活動では、10月に共通工作に取り組みます。今年度は、実際に自然や天体の観察に使える望遠鏡と、それを載せる架台を製作しました。クラブ員は、できあがった望遠鏡で景色を眺め、楽しんでいました。11月には、田布施中学校を会場として、中学校の理科の先生による指導で科学作品づくりや実験・観察を行っています。今年度は、『レンズのふしぎを学ぼう』というテーマで、『箱カメラ』『簡易顕微鏡』を作製し、レンズのはたらきを学習しました。12月には、本クラブ初の試みとして、町内の企業見学を実施しました。今年度は、前発明クラブ後援会長の木谷さんのご配慮により、神和工業(株)において、木谷社長から、ものづくりについての講話をいただき、工場の見学をさせていただきました。参加したクラブ員は、大きな機械が動く様子などを興味深く見入っていました。さらに、1・2月には田布施農工高等学校を会場として、高校の先生のご指導で電子工作に取り組んでいます。今年度は『デジタル福笑い』の製作に挑戦し、ユニークな顔を貼って楽しみました。
3月の閉講式に合わせて活動報告会を行い、各自の作品紹介や感想を発表する予定です。
◆発明クラブ指導員の募集
クラブ員と一緒に作品作りをしてみませんか。経験不問です。
問合せ先:発明クラブ事務局(田布施町教育委員会社会教育課)
【電話】52-5813
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