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病院だより(143)

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山口県美祢市

■学会のシンポジストとして登壇 美祢市立病院の「在宅医療」提供の取組発表
令和4(2022)年度から美祢市立病院で、総合診療科医として勤務しております、木安貴大です。5月12日(金)に愛知県豊田市で「第14回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会」が開催されました。その中のシンポジウム「コミュニティホスピタルをめざして~中小病院の変革者たち~」にて、シンポジストの一人として登壇し、主に美祢市立病院の在宅医療についてお話させていただきました。
日本は高齢化が進み、それに伴い病気の割合が変化しています。厚生労働省の将来予測によると、今後は肺炎や心疾患、脳血管疾患などが増え、「大学病院などの高度急性期病院に入院するほどではない」病気が増えるとされています。先進医療や大手術で”治す”医療から、高血圧や糖尿病、がん、認知症など複数の病気を抱えながら、自宅や施設で暮らし続けられるよう”支える”医療のニーズが高まっています。
その中で重要な役割を担うのが地域にある中小規模の病院(コミュニティホスピタル)です。今回のシンポジウムでは、全国の中小病院関係者が集まり、現在の問題点や取り組みについて、議論を交わしました。
私からは、総合診療科で現在、力を入れている在宅医療を中心にお話しました。住み慣れた自宅で過ごしたいが、病気や加齢で通院が難しい市民に対し、訪問看護や訪問介護、ケアマネジャーなど多職種と連携し、在宅医療を提供しています。
昨年末から24時間365日の往診体制(在宅療養支援病院)をとり、在宅でのお看取りにも対応しています。また中小病院で提供する在宅医療という特徴を活かし、(一時的な)入院や、他科専門医との連携も行っています。
市民の皆様のニーズに応えられる病院の一助となれるよう、職員として貢献できればと思っております。何か力になれることがありましたら、ご相談ください。
最後に、普段の診療や学会発表に際し、ご協力頂いた全ての方に、この場をお借りして、御礼申し上げます。今後とも何卒宜しくお願い致します。

問い合わせ先:美祢市立病院
【電話】0837-52-1700

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