■美祢市立病院臨床検査科からのお知らせ
◆神経伝導速度検査を始めました
加齢による骨の変形、スポーツや重労働による、「手足のしびれ」、「物が持ちづらくなった」、「転びやすくなった」、「履物が脱げやすくなった」などの症状でお困りの方はおられませんか。神経伝導速度検査で神経や筋肉の病気を調べることができます。上記の症状でお困りの方は、本院整形外科を御受診ください。
◇「神経伝導速度検査」とは
神経伝導速度検査では、電気刺激を用いて人為的に神経を興奮させ、その際に神経や筋肉に生じた活動電位の伝導速度を体表面から計測し、末梢神経の機能を客観的に評価する検査です。
◇どんな病気が分かるの?
手根管症候群、糖尿病性神経障害、肘部管症候群、遅発性尺骨神経麻痺などの病気を調べることができます。
◇実際の検査の様子
図のように(※詳しくは、本紙をご覧ください。)患部から近い箇所と遠い箇所の2点をそれぞれ刺激し、神経の興奮が刺激箇所から神経線維や筋線維まで、伝達される速度を計測します。
伝導速度が遅くなると、神経に障害が発生していることが考えられます。
※神経に電気的刺激を加えるので、人によって感じ方の程度は異なりますが、ピリピリ感、痛み、違和感を覚える場合があります。
◇検査時間
約30分から1時間ほどです。
問い合わせ先:美祢市立病院 臨床検査科
【電話】0837-52-1700
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