今年、ニューヨーク・タイムズ紙が発表した「2024年に行くべき52カ所」で、山口市が3番目に選ばれ、国内のみならず世界からも注目されています。萩市においてもこの機会を活かし、市民が一丸となって多くの外国人観光客をお迎えできるように、市が取り組む「インバウンド対策」について、前回に引き続き特集します。
■今年度の市の取り組み
9月19日現在の進捗状況をお知らせします。
▼受入環境整備
▽インバウンド受入環境整備支援事業
現在10件の申請があり、審査の結果、8件を採択、決定しました。
主な内容は、HPの多言語化や外国語対応のチャットボットの導入、施設内案内看板等の多言語化、Wi-Fi機器の設置、インバウンド受入環境が整っていることを証明する看板の設置等です。
▽インバウンドパス事業
これまでに100枚を配布し、パスを使った各施設への入館、市内への周遊に役立っています。
▽文化財施設における通信環境の整備
9月にWi-Fi設備の設置を完了し、実際におもてなしするガイドに向けた音訳翻訳アプリ「VoiceTra(ボイストラ)」の研修会を5回開催しました。今後も研修会等、外国人観光客へのおもてなしを積極的に取り組んでいきます。
▽クルーズ客船おもてなし事業
今年は、「ル・ジャック・カルティエ(フランス)」、「ル・ソレアル(フランス)」、「ヘリテージ・アドベンチャラー(ポルトガル)」の3隻のクルーズ客船が、4月から10月までに計7回寄港します。
すでに6回は寄港済みで、これにより外国人観光客約800人が萩を訪れました。主な国籍はアメリカが285人、イギリスが184人、フランスが135人となっています。なお、10月7日(月)に「ル・ソレアル」が帰港予定です。
▼情報発信
▽JR新山口駅のデジタルサイネージへの掲載
8月1日から、JR新山口駅にある10カ所のデジタルサイネージで、萩市の観光情報やスーパーはぎ号の情報を写真や英語で発信し、萩市観光協会HPのQRコード等を掲出しています。
▽萩観光宣伝助成事業
アメリカやフランス、台湾などをターゲットにした広告宣伝の申請が4件ありました。
今年は、観光情報誌等への掲載といった紙媒体を活用した広告宣伝ではなく、SNSを活用した広告宣伝の申請が増えています。
なお、本事業は12月27日(金)まで申請を受け付けています。
詳細は萩市観光協会HPをご覧ください。
問い合わせ:観光課
【電話】25-3139
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