令和6年度市長施政方針(概要)(2)

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(3)働いて良しのまちづくり
■地場産業の育成と人材確保
中小企業者等の事業拡大やデジタル化を支援するとともに、大都市圏での物産展の出展等を支援するなど、「萩ブランド」の認知度向上と販路拡大を促進し、地域の稼ぐ力の向上に取り組みます。
また、人手不足の解消を図るため、市内の企業の魅力を高校生に知ってもらう合同企業説明会を開催するとともに、協定を締結した(株)リクルートと協働し、求人情報の発信力強化による企業等の採用力向上を支援します。

■力強い農林水産業の推進
農林水産業を取り巻く厳しい現状を好転させ、元気で力強い農林水産業を取り戻し、次世代への継承を実現するための施策を進めます。
農業の大きな課題の一つである担い手や後継者の不足については、経営の不安定な就農初期段階の経済的支援やサポート体制の強化を図り、農業に意欲のある若者や移住就農者など多様な担い手の確保と定着を促進します。
林業では、森林団地の形成と林業経営体や担い手の育成、地域産木材の利用促進などを図ります。
水産業では、魅力ある新商品の開発や販路拡大、活締めなど高鮮度出荷等を支援するとともに、旬の地魚がおいしいまち・萩の認知度を高め、消費拡大を促進します。

(4)学んで良しのまちづくり
■教育環境の充実
市内高等学校への進学率向上を図るため、女子寮に加え、本年4月から新たに男子寮の運営と市内下宿費の支援を開始し、萩の高校で学びやすい環境を整えます。
また、学校施設におきましては、理科室等の特別教室の空調設備を充実するなど、教育環境の改善を推進します。

■部活動の地域移行
地域での実施が可能な部活動から移行し、指導者との調整役を担うコーディネーターを配置する実証事業に取り組むなど、まずは休日部活動の円滑な地域移行を進めます。
また、指導者の確保に努め、関係団体や学校、家庭、地域などの皆様と連携し、子どもたちが希望する部活動を選択できるよう取り組みます。

(5)育てて良しのまちづくり
■人の繋がりによる子育て支援
妊娠期から子育て家庭に寄り添う伴走型相談支援に引き続き取り組むとともに、多くの相談を受け、不安解消の場として定着した子育て世代包括支援センターHAGU(はぐ)のさらなる相談体制の充実を図ります。
また、初めての育児の不安を解消する教室では、保健師がプログラム運営の専任資格を取得し、より円滑な親子の絆づくり、ママ友づくりを促進するなど、人の繋がりによる子育て環境の充実を図ります。

■子育て世帯の負担軽減
不妊症の治療等に係る助成、出生や多子世帯を応援する祝金、小中学校給食費無償化などを引き続き実施するとともに、新たに、所得の低い妊婦の初回産科受診費用の助成や、多胎妊婦の健康診査費用の追加助成を行い、経済的な負担を軽減します。

問合せ：企画政策課
【電話】25-3102