幕末、国禁を破り英国へ密航留学した「長州ファイブ」の一人で「鉄道の父」と称される井上勝の資料が7月26日、英国の方から萩市に寄贈されました。
■寄贈資料(1)逢坂山(おうさかやま)トンネル開通記念の小箱
井上勝がUCL(ロンドン大学)の恩師アレキサンダー・ウィリアム・ウィリアムソン教授に贈ったもの。逢坂山トンネルは、井上の指揮のもと、京都~大津の間に日本人が初めて自力で掘削したトンネルです。
▽寄贈者
アンソニー・バー(Anthony Barr)氏(ウィリアムソン教授の曾孫の夫)
■寄贈資料(2)A・W・ウィリアムソン教授の日記
ウィリアムソン教授は妻エマと共に、「長州ファイブ」のロンドンにおける留学生活を公私両面から支援した大恩人。ウィリアムソン教授自筆の日記は、研究を発展させる可能性が高い歴史資料です。
▽寄贈者
サリアン・レントン(Sally-Anne Lenton)氏(ウィリアムソン教授の玄孫)
問合せ:萩博物館
【電話】25-6447
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