令和6年1月、ニューヨーク・タイムズ紙が発表した「2024年に行くべき52カ所」で、山口市が3番目に選ばれ、国内のみならず世界からも注目されています。萩市においてもこの機会を活かし、市民が一丸となって多くの外国人観光客をお迎えできるように、市が取り組む「インバウンド」対策について特集します。
※インバウンド(Inbound)とは外国人が訪れてくる旅行のこと。日本へのインバウンドを訪日外国人旅行、または訪日旅行といいます。これに対し、自国から外国へ出かける旅行をアウトバウンド(Outbound)または海外旅行といいます。
■外国人観光客に注目されている萩市
萩市は、「ミシュラン・グリーンガイド」や「ロンリープラネット」などの著名な海外旅行ガイドにも掲載されており、外国人観光客に注目されています。
また、全国的な傾向としては、令和5(2023)年は外国人観光客数が2,500万人を超え、令和元(2019)年と比べ8割まで回復しています。また、外国人旅行消費額を見ると、令和5年は初の5兆円を超え、コロナ前を上回っています。なお、萩市においてもコロナ前と比べ宿泊客数が2割強まで回復し、3,227人の外国人観光客が宿泊しています。
出典:外国人観光客数…日本政府観光局/外国人旅行消費額…観光庁/萩市の回復状況…(一社)萩市観光協会『山口県萩市「観光の現状」』
■外国人観光客アンケート調査から
令和6年2月1日から6月30日までの151日間、「萩観光案内所」と「東萩駅観光案内所」でアンケートを実施し、207件の回答を得ました。
▽どちらの国の方ですか?
▽萩に来て一番良かったものは?
1位景色、2位人、3位歴史、4位食べ物、5位陶器
▽萩に来るのを決めたのは、日本に来る前か、それとも来てからですか?
約8割が「日本に来る前から萩に来ることを決めていた」という結果が出ており、訪日の際に多くの外国人観光客の方が、萩を目的地に選ばれているということが分かります。
▽萩を知ったきっかけは?
1位旅行系サイト、2位友人・家族・知人等の紹介、3位萩市のHPやSNS、萩市観光協会のサイト、4位旅行雑誌、5位旅行記、キャッスルブック100、リアン・ハーンの本
▽萩に来たきっかけは?
1位世界遺産、2位歴史に興味がある、3位城跡、城下町、4位萩焼、5位友人・家族・知人等から勧められた
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