令和7年2025 あけましておめでとうございます

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■市民の皆様、心新たに新春を迎えられたこととお喜び申し上げます。
市内では、買物や談笑など人と人との触れ合いを楽しまれているご高齢の方々の姿や、イベント会場に集まった子どもたちの笑顔を各所で拝見することができるようになりました。また、コロナ禍で減少していた国内外からの観光客が回復傾向となるなど、まちに賑わいと明るさが戻ってまいりました。

▽人口減少・少子化対策～子育て世帯への経済支援、移住・定住の促進
萩市の最重要課題である人口減少を克服するため、若い世代に選ばれるまちを目指し、引き続き、「雇用」、「住まい」、「出生・子育て・教育環境」の3つを重点に、市内小中学校における給食費無償化等、子育て世帯の経済的・精神的負担を軽減するとともに、若い世代の移住・定住の促進に努めてまいります。昨年、移住者が500世帯を突破し、39歳以下の方が移住者の63%を占めるなど、若者、子育て世帯の移住が増加しているところであります。

▽地域の魅力化と課題解決に向けて
一日市長室や市政報告会、地域事業懇話会等、市民の皆様から様々なご意見等をお伺いいたしました。いただいたご意見等を踏まえ、地域の魅力化や課題解決に向け、総合事務所等を主体に各地域の振興に取り組んでまいります。

▽健康の維持増進と高齢者福祉の推進
元気で生きいきと暮らすご高齢の方も増えてきております。萩市の要介護認定率は、全国の平均が横ばいで推移する中、減少を続けており、令和5年度は全国平均より1.3ポイント低い18.4%になっています。健康寿命もこの10年間で男女ともに2歳以上延伸しており、こうした成果は「地域ささえあい協議体」など、地域の担い手の皆様のおかげであります。
また昨年10月から、山口大学医学部との協働により、後期高齢者の心電図検査も開始したところであります。引き続き、ご高齢の方が元気で生きいきと暮らせるまちづくりを推進してまいります。

▽一次産業と地場産業の振興
一次産業における担い手や後継者不足への対策につきましては、就業初期の経済的支援やサポート体制の充実を図るなど、現場の声をしっかり聴いて、必要な施策を講じてまいります。また、中小企業者等の事業拡大やデジタル化等を支援するとともに、萩ブランドの認知度向上と販路拡大を促進します。加えて、(株)リクルートと協働した求人情報の積極的な発信により、雇用の確保に努めてまいります。

▽観光の振興～世界遺産登録から10年
平成27年に8県11市の23の資産で構成される「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産に登録されてから本年、10年の節目を迎えます。日本初となるシリアルノミネーション方式による世界遺産登録等、その価値や意義など、改めてその魅力を発信してまいります。

▽山陰道および小郡萩道路等の早期整備
昨年は、災害対策とともに、道路をはじめとするライフラインの重要性を改めて痛感した1年でありました。災害時に備えた「命をつなぐ道」の早急な整備が必要であります。このため、山陰道および小郡萩道路につきましては、この必要性を国や県に訴え、引き続き、早期整備を強く要望してまいります。

■「5つの良し」の基本政策で「明るく元気な萩市」を目指します。
▽住んで良し
・災害への備え
・高規格道路等の早期整備と地域内交通体系の充実
・持続可能な医療体制の構築
・福祉の充実
・中山間地域・離島の振興
・移住・定住の促進

▽訪れて良し
・観光戦略の推進(情報発信強化、受入体制の充実、観光誘客の推進)
・地域との協働による交流促進
・世界遺産「明治日本の産業革命遺産」と文化財の活用
・萩ジオパーク活動の推進

▽働いて良し
・地場産業の振興と人材確保
・企業誘致の推進
・力強い農林水産業の推進
・テレワークライフの実現
・ブランド戦略の推進

▽学んで良し
・志教育の深化
・長州ファイブジュニア英国語学研修事業の継続
・奨学金の返還支援
・市内高校の魅力化と高校生寮の運営
・文化の振興

▽育てて良し
・切れ目のない子育て支援
・多子世帯応援誕生祝金の支給
・第2子以降(0～2歳児)の保育料無償化
・市内小中学校の給食費無償化
・教育環境の充実

人口減少や長引く物価高騰など、依然として厳しい状況が続いておりますが、次代を担う子どもたちから、豊富な経験と知識をお持ちの高齢者の方々まで、かけがえのない大切な存在である市民の皆様の命と暮らしを守り、笑顔あふれる「明るく元気な萩市」の実現に向け、引き続き、全力を傾注してまいります。