萩藩の開祖である毛利輝元公は、1604年に徳川幕府より萩、指月山に築城することを承認され、萩城を居城と定められました。嫡男の秀就公に家督を譲り、すでに隠退の身ではありましたが、秀就公は幼少であるうえに江戸の藩邸に滞在していたため、輝元公が藩政を指揮し、萩藩の基礎固めと藩の繁栄に尽力されました。
以降260年余り、萩は毛利36万石の城下町として発展し、幕末期には近代日本の夜明けを告げた人々を輩出する明治維新胎動の地ともなりました。
1625年4月27日に輝元公が亡くなられてから本年で400年の節目を迎えることを契機に、生前のご偉業を広く知っていただくこと、また、その功績を長く後世に伝えることを目的に、各種団体で構成する「毛利輝元公没後400年事業実行委員会」が令和7年1月29日に設立されました。今後、さまざまな活動を展開してまいります。
■毛利輝元公没後400年記念事業
天樹院墓所での神事、平安古備組の大名行列、萩民謡「男なら」の志都岐山神社奉納と披露、御船謡の披露、指月公園と城下町での賑わいイベントの開催を予定しています。
日時:4月27日(日)(時間未定)
場所:萩城跡指月公園、萩城下町ほか
問合せ:毛利輝元公没後400年事業実行委員会事務局(観光課)
【電話】25-3139
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