町長コラム 打てば響く

4／33

■あっぱれ!バスケ男子
日頃、バスケットボールはあまり観ないのですが、今回ばかりは、妻と一緒にテレビに釘付けになりました。
バスケといえば、アメリカでは、アメフトと双璧をなすメジャーなスポーツだとか。
私は先入観で、「海外の身長が軒並み2mを超える選手ばかりのチームが相手では、平均身長の低い日本のチームは、その時点で不利。どうせ勝てないだろうし、観ても面白くないだろうな」と思い込んでおり、あまり興味もありませんでした。
ところが今回、パリ五輪の出場権を懸けたワールドカップで、身長172cmと超小柄のポイントガード(チームの司令塔の役割)で柳井市出身の河村勇輝(かわむらゆうき)選手が日本代表メンバーとして活躍していると聞いて、なんとなくテレビ観戦を始めました。
バスケでわかりにくいのがファウルで、特にボールを持った選手(オフェンス)と守備の選手(ディフェンス)が接触した場合、どちらがファウルを取られるのやらよくわからないことが多いのですが…、まぁ、それはそれとして、点を入れたり入れられたりの、ハラハラドキドキのシーソーゲームが、なんとも新鮮でした。
日本チームで特に目立ったのが、超高速ドリブルで切り込む河村、3ポイントシュートの富永啓生(とみながけいせい)、そして大黒柱のジョシュ・ホーキンソン。
結果として、3勝2敗でアジア最上位となり、パリ五輪の切符を手にしました。
野球、ゴルフ、ラグビー、バスケ、そして、やり投げも、かつては世界に歯が立たなかった日本のスポーツが、世界と対等に戦える時代になったと、つくづく思います。
あっぱれ、日本代表!
花田憲彦(はなだのりひこ)町長