■お見事!プレッシャーを力に変えた男たち
「山口県消防操法大会」(9月16日開催)で、阿武町消防団が、「基本操法小型ポンプの部」で、平成14年以来、21年ぶりに「優勝」の快挙を成し遂げ、全国大会への切符を手にしました。
優勝チームのメンバーは、奈古第1分団所属の若手団員5人。
昨年8月から毎週木曜日町民グラウンドでナイター訓練を開始。今年4月からは萩市消防本部教官の指導を受け、毎週火・木の2回、のべ58回に及ぶハードな訓練と自主練習に耐えての偉業です。
そんな中、私が「今時の若者って、意外にそうなんだ」と、ちょっと驚いたエピソードをひとつ。
4月の本格的訓練開始式の際の挨拶で、勢い余って、「選手諸君の大会優勝を大いに期待しています」と激励したのですが、式の後、選手に「プレッシャーをかけてごめん」と謝った時の選手たちの一言。
「ぜんぜん構いません。じゃんじゃんプレッシャーをかけてください。僕たちはプレッシャーがかかればかかるほど燃えるし、力が出てきます」との頼もしい返事。
そして、有言実行。みごと「優勝」です。
プレッシャーを力に変えて、目標を完遂した男たち。ファイヤーマンの精神力、心意気に感服しました。
来年10月の仙台市での全国大会でも、優勝を狙うそうです。
ならば私も、これからも大いにプレッシャーをかけていきます。
追伸。選手のがんばりはもちろんですが、これまで長期にわたり訓練を指導・サポートしてくれた団幹部や同僚団員、消防本部の方々、また、ご理解ご協力をいただいた選手の勤務先の方々、そして何より、家族団欒の時間にも関わらず選手を訓練に送り出してくれた、奥様を始め、ご家族の方々に心から感謝を申し上げます。
訓練が、もう1年続くことになりますが、どうぞ、応援をよろしくお願いします。
花田憲彦(はなだのりひこ)町長
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