阿武中学校 歯の取り組みで全国表彰
第62回全日本学校歯科保健優良校表彰日本学校歯科医会会長賞
地域と連携し、幼児期からの切れ目ない歯科保健活動に長年、力を入れ続けている阿武中学校が、このたび、「優良校」として全国表彰を受けました。
阿武町では昭和60年頃から、保育園や小・中学校をはじめ、保健師、歯科衛生士、学校歯科医などの連携による、地域ぐるみの歯の健康づくりに取り組んでいます。
「ハッピー検定」は、歯や口に関する知識や歯みがきの技術などを採点・指導する阿武町独自の取り組みです。
この活動を通して、中学生たちは、ただ教わるだけに留まらず、保育園児や小学生に指導する役割も担っており、学校の垣根を超えた連携で、次の学年に歯みがき習慣が伝わっていく好循環が育まれています。
阿武中学校は、今年度、県の審査会でも「山口県教育長賞」に輝いており、全町での歯科保健活動が、高く評価されています。
■阿武中学校3年 伊藤凛々(いとうりり)さん(保体給食委員長)
歯みがきなどは、小さい頃からがんばってきましたが、「当たり前」と思っていたので、すごいことだという自覚はありませんでした。
このたび賞状をいただいて、改めて、いろんな人たちにすごくお世話になっていたのだと実感しています。
これからもキレイな歯を保って、しっかり笑って生きたいと思いますし、大人になっても、自分の家族や子どもにも、学んできたことを伝えられるように、がんばっていきます。
■学校歯科医・和田幸子(わださちこ)先生(和田歯科医院)
歯を大切にする習慣が、当たり前になるように伝えてきました。マスクを外してみんなで笑った時、自信を持ってしっかり笑えるように、毎日、当たり前のことを当たり前にしていってください。
ただし、崩れてしまうときは、一瞬で崩れてしまいます。
明日の自分、10年後の自分、60年後の自分も、美味しくご飯が食べられることは大事ですし、思いっきり笑えるということも、とても大事です。
今の気持ちを胸に、今までやってきたことを忘れずに、これからも続けてください。
そして、周りの人たちにも、伝えていってあげてください。
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