12/2阿武町「人権」を考える集い推進大会 ちひろコンサート

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町民のみなさんに人権の大切さについて、改めて考えていただく機会として、歌手・ちひろさんのコンサートを開催し、200人以上の方が来場しました。
ちひろさんは、長門市仙崎の童謡詩人・金子(かねこ)みすゞの詩に作曲して歌い語るシンガーソングライターで、阿武小学校の校歌の作詞作曲もしています。
コンサートでは、“いわしのとむらい”という視点で描かれた詩・「大漁」や、子雀を捕まえて喜ぶ子どもと親雀の対比を描いた「雀のかあさん」などの詩が紹介され、ちひろさんが、詩に込められたメッセージを紐解きながら歌いました。
ちひろさんは、「人としての生き方を考えるとき、人以外のものにまなざしを向けると多くの学びがあることを、みすゞさんの詩は教えてくれます。そして、悲しみや辛いことなど、暗い部分にもしっかりと目を向けることで、喜びという明るさを知ることができるんです」と話していました。
“みんなちがって、みんないい”の一節で有名な詩・「私と小鳥と鈴と」を歌う際には、歌詞を表す「手話」を使って会場の人たちも一緒に歌い、一人ひとりの個性が尊重される、より良い社会の実現について、共に思いを巡らせていました。

■「人権の花」福賀小に感謝状
「人権」を考える集い推進大会に合わせて、今年、花を育てる「人権の花運動」に参加した福賀小学校に、山口人権啓発活動地域ネットワーク協議会から感謝状が贈られました。
阿武町人権擁護委員の小野喜男(おのよしお)さんは、「花を育てるときの気持ちを忘れず、笑顔いっぱいの学校生活を送ってください」とメッセージを伝えました。