■「阿武町民生委員・児童委員協議会」前会長
社会福祉の増進に顕著な功績のあった人を称える、国の「特別表彰」において、平成4年から令和4年までの30年以上にわたり、阿武町の民生委員・児童委員として住民に寄り添い続けてこられた、小田浩三(おだこうぞう)さんに、表彰状が贈られました。
「地域のために何もしないまま一生を終えるわけにはいけない」と思い、引き受けた役目でした。「ゆりかごから墓場まで」という言葉と真剣に向き合うと非常に重いものがありますが、地域や家庭にある、表面には見えない困り事を受け止めるためには、自分の足で、納得できるまで調査することが大切だと考えながら、活動を続けました。
大正6年から続く民生委員制度であり、今は経済的には豊かな時代となりましたが、それでも、暮らしの根底にあるものを支えるために必要な役割があると思います。
多くの方たちの協力で30年以上も続けることができたことに、感謝を申し上げると同時に、今後も、後進のみなさんには、しっかりと励んでいただきたいと願っています。
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