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4年ぶりのなご夏まつり

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山口県阿武町

コロナ禍により、長らく途絶えてしまっていた「なご夏まつり」が、4年ぶりに復活しました。待ちに待ったと言わんばかりに、多くの人が集まって、懐かしいお祭りの風情を、しみじみと味わい、久しぶりの再会もあったようです。
「なご夏まつり」は、大漁と航海の安全を祈る海の神事「十七夜祭り」と、五穀豊穣を願う里の「虫除け御祈祷」をあわせて、奈古全体の発展を祈願します。長きにわたって受け継がれてきた伝統の夏が、やっと訪れました。

■7/22 17:30~海上御神幸
大漁旗を掲げた船団が鹿島湾内を巡る「海上御神幸(ごじんこう)」。御管弦船(おかげんせん)の上では神事が執り行われ、海の神「住吉様(すみよしさま)」に祝詞(のりと)を奏上。「海上安全、大漁満船、大漁満足」。帰港後は「ヨイサ!ホイサ!」と神輿を担ぐ。海と共に生きる漁師町に息づいた伝統。

■7/22 20:15~花火大会
夜を彩る1,800発の打上花火。4年ぶりとあって、鹿島湾に臨む道の駅の周辺には大勢の見物客。「SUNbashi(サンバシ)café(カフェ)」では「ビアガーデン」が催された。花火の前後には、浦公民館で演舞奉納。少女たちの「神子舞(みこのまい)」と、なご夏まつりには初登場の「福賀神楽」。祭囃子が響く、ちょっと特別な夏の夜が帰ってきた。
「血が騒ぐ。4年ぶりやからね。年やから神輿は担げんけど、飾り付けやらを教えるんよ。けっこう若い者らが多いから」

■7/23 8:00~虫除け御祈祷
鶴ヶ嶺八幡宮を起点に、奈古の田園集落の五穀豊穣を願い、各地を巡る御神幸。「八幡様(はちまんさま)」の神輿と、縁深い神様を祀る菅原神社・「天神様(てんじんさま)」の二社の神輿が連なり、各「御旅所(おたびしょ)」で神事に臨む。

■7/23 9:30~日本海イカダ大会
手作りイカダが鹿島湾で速さと美しさを競う。学校行事に由来し、今年は「原点回帰」として「中学生の部」が再開。阿武中から5組出場し、波風に翻弄されつつ、協力しあって無事完走。優勝チームは水津吉櫻(すいずよしの)さん率いる「Dolphin(ドルフィン)」。
「自然は厳しかったけれど、とても楽しかったです。いつも見ている奈古の海でも、海の上まで行ったのは初めて。まだ知らなかった海の魅力や美しさを感じられました!」

■7/23 14:00~三社御神輿
假嶋(かしま)神社の「住吉様」、鶴ヶ嶺八幡宮の「八幡様」、菅原神社の「天神様」。3つの神社の神輿が巡る「三社(さんじゃ)御神輿」の御神幸。神子たちを乗せた「宝船」も連なり、集落ごとに舞の奉納と神事を執り行う。折々で町民たちが神輿の担ぎ手たちをねぎらい、お酒などをふるまう。町全体の安寧と繁栄を祈り、なご夏まつりのフィナーレを飾る華やかな行進。

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