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7/14婦人会木与防災のトンネル見学

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山口県阿武町

■「そうなんだ!」興味・感心も〝深掘り〞
将来の山陰道の一部として建設工事が進められている「木与防災道路」について、地元の人たちに工事のようすを知っていただくための見学会が開催されました。
この日は、阿武町3地区の婦人会から約40人が参加して工事中のトンネルなどを見学し、現場の担当者から説明を聞きました。

田部集落から掘削作業が進んでいる「木与第1トンネル」は、延長1972mの計画で、現在、約3分の1が掘り進められています。

掘削作業では、火薬を使って岩を砕く「発破」が行われます。
火薬なので、当然、爆発音がしますが、この際、周辺住民に騒音が響かないよう、トンネルの入り口には開閉式の巨大な防音壁が設けられています。

また、掘削用の機械も巨大で、動力には膨大な電気が必要なのですが、動かす際に、周辺家屋の電圧を変動させないようにするための特別な電気設備が、工事現場に設置されています。

このように、工事の際には、可能な限り、地元の人たちに迷惑が生じないように重ねている工夫が紹介され、説明を聞いた人たちは、念入りな配慮に感心していました。
質疑応答の場面では、少し不思議な発見も。

「トンネルの入口の上にある神社の鳥居みたいな形の木は何ですか?」
「あれは、《化粧木》というものです。トンネル工事の際は、山の神様に敬意を表し、安全を祈願するために飾る習わしになっています」

命がけの作業だからこそ、大切に守られている伝統です。
トンネルの工事現場を知ることで、「木与防災」の開通への期待が高まる見学会でした。

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