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令和6年新年のご挨拶

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山口県阿武町

■阿武町長 花田憲彦(はなだのりひこ)
ご挨拶に先立ち、1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」で犠牲となった方々に心から哀悼の意を表しますと共に、いまなお避難生活を送られている被災された全ての方々にお見舞い申し上げ、一日も早い復興をお祈りいたします。
改めて、あけましておめでとうございます。
長引いた新型コロナウイルス感染症も5類に移行し、阿武町では、昨年秋の各地区のお祭りも、ほぼフルスペックで開催され、町内外から多くのお客様をお迎えし、笑顔が広がる開催となったところです。
そのような中、令和3年9月に福賀地区で始まった「デマンド型交通」も、昨年4月から奈古・宇田郷地区でも運行を開始したところですが、本年も、さらなる利便性の向上に努めて参ります。
子育て支援の強化・充実のため、高校生までの医療費の無償化、保育料の完全無償化、小中学校の給食の無償化の「子育て支援3点セット」を実施していますが、今後は、在宅育児の支援にも注力して参ります。
木与に造成予定のミニ工業団地「ABUファクトリーパーク」については、国の山陰道のトンネル残土を活用して造成費の節減を図りながら、早期の完成をめざします。
また、5年前に売り出した29区画の「柳橋分譲宅地」も残り3区画となり、新たな分譲宅地の開発も急がなければなりません。
「道の駅阿武町」は、昨年、「登録30周年記念式典」を開催し、記念碑の除幕をもって「全国道の駅の発祥の地」であると高らかに宣言しましたが、さらに、道の駅を拠点とした体験型観光や、地域内経済循環を図ります。
町の宝の「無角和種」については、「無角といえば阿武町」、「阿武町と言えば無角」という認識が全国に広がるように、全力でブランディングに取り組みます。
喫緊の課題である「地域医療の持続的な提供体制の構築」については、県や関係機関と、しっかり連携し、スピード感をもって取り組んで参ります。
こうした中、阿武町の出生者数ですが、7年ぶりの二桁となった令和4年度の12人を超え、令和5年度は、この3月末で、2年連続二桁の15人となる見込みです。
これは、他が追随できない、阿武町独自の数々の少子化・子育て支援対策や、移住・定住対策が一定程度の成果を上げた結果だと思っており、今後も、しっかりと取り組みを続けて参ります。
これからも、安心して暮らしていただけると共に、阿武町が「稼げる町」になるよう、産業振興、後継者対策、事業承継などを通して、一層の充実を図ります。
本年も「打てば響く!町民1人ひとりに寄り添うまちづくり」を合言葉に、魅力ある諸施策を展開して参りますので、ご支援ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

■阿武町議会議長 末若憲二(すえわかけんじ)
まずもって、この度の石川県能登地方を震源とする地震によりお亡くなりになられた方々に心からお悔やみ申し上げ、被災されたみなさまに心からお見舞い申し上げますと共に、被災者の救済と被災地支援のために尽力されている方々に深く敬意を表し、一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。
それでは、年頭にあたり、阿武町議会を代表し、新年のご挨拶を申し上げます。
みなさまには、平素より、阿武町議会に対しまして、温かいご指導とご鞭撻を賜り、厚くお礼申し上げます。
昨年を振り返ってみますと、イスラエル・パレスチナ問題や、いまだに続くロシアによるウクライナ侵攻、トルコ・シリアでの大地震をはじめとする世界各地での災害など、世界情勢は、極めて不安定なものでありました。
日本国内においても、各地で記録的な大雨などが相次ぎ、甚大な被害をもたらしたほか、気象庁によりますと、昨年の全国の平均気温は、明治31年の統計開始以降で最も高く、地球温暖化の影響と思われる異常気象は、年々、深刻さを増していると感じています。
災害は、いつ、どこで、どのように発生するか全く予想がつきません。
引き続き、あらゆる災害を想定した防災体制・防災対策を講じ、災害に強いまちづくりを構築する必要があると思っており、消防団や役場のみならず、町民一人ひとりが、十分に現状を認識し、しっかりと、いざという時の備えをしておいていただきたいと思います。
さて、昨年の阿武町を振り返ってみますと、町内3地区で「デマンド型交通」がスタートし、交通の便が各段に良くなりました。
そして、高校生までの医療費の無償化と保育園の完全無償化に続いて小中学校の給食費の無償化がされて「子育て支援3点セット」が確立されたこと、道の駅阿武町が登録30周年を迎えて「全国道の駅の発祥の地」であることを改めてアピールしたこと、さらには、阿武町消防団奈古第1分団が山口県消防操法大会で21年ぶりの優勝をしたことなど、明るいニュースが飛び交い、非常に印象深い一年であったと思います。
いま、阿武町では少子高齢化・人口減少など問題は山積していますが、議決権を持つ議会として、執行権を持つ執行部と適度な緊張感を保ちつつ、公正で円滑な議会運営に努め、議会の活性化にも取り組みながら、行政のチェック機関として町民のみなさまの負託に応えられるよう、努めて参る所存です。
議員一人ひとりが責任を持ち、夢と笑顔あふれる「豊かで住みよい文化の町」「選ばれる町阿武町」の創出をめざし、全力で取り組んで参ります。
結びに、本年も、阿武町議会に対しまして、一層のご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げますと共に、みなさまにとって、今年一年が、健康で明るい幸せな年でありますように、心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

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