町長コラム 打てば響く

18／38

■しめ飾り
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
さて、正月といえば「しめ飾り」。
我が家は、道の駅で買っていますが、考えてみれば、しめ飾りを自前で作らなくなってから何年が経つだろうか。
もう30年以上前、子どもが中学生の頃までだったような気がします。
数も、仏壇や神棚、お墓や位牌堂、母屋や納屋や車庫の出入り口、車のフロントや水道の蛇口まで、20個以上は作っていたと記憶しています。
当時は、毎年、御用納めの翌日(12月29日)に、半分二日酔い気味で、親から習ったとおり、近くの山(誰の山かは知らない)に入って「ウラジロ」を取って、家の裏の自宅のみかん畑で「ダイダイ」をもいで、近所で「ユズリハ」をもらって、(昔は我が家でも米を作っていたので)コンバインのカッターにかけず取っておいた「稲藁」で左縄を綯って、子どもたちと一緒にしめ飾りを作っていたことを思い出します。
昨年末も、公民館では、地域の方々と子どもたちが一緒になって、恒例の「しめ飾りづくり」が行われたと聞いていますが、こうしたことが、きっと、子どもたちの「ふるさと愛」の醸成につながっていくのでしょう。
今後ともぜひ、続けていってほしいと思います。
花田憲彦(はなだのりひこ)町長