10月17日、阿武町女性団体連絡協議会・阿武町消費者団体連絡協議会が合同視察研修として、山口市の「消費者教育サロンまなべる」を訪れ、センター職員より消費者トラブルの基礎から最近の話題について話を伺いました。
詐欺には訪問購入・点検商法・SNS型の投資詐欺・特殊詐欺・架空請求・還付金等あらゆる手口があり、年々巧妙化し老若男女問わず、被害が拡大しています。
令和5年全国詐欺被害額が約9兆円、5人に1人の割合で何かしらの被害を経験していると聞き、想像以上の被害の大きさに大変驚きました。
現在、山口県消費生活センターへの相談の1/3を65歳以上が占めています。
その年代が多い理由として、「お金」・「健康」・「孤独」の3大不安を抱えており、不安や弱みの部分に悪徳業者がつけ込むことで被害が発生していると説明を受け、参加者一同納得しました。
実際、被害にあっていても本人が気付かないケースや人に知られると恥ずかしいと思い、1人で抱え込むケースが多く見られています。独居高齢者が増加し、近所付き合いが希薄になりつつありますが、近所・周囲の人が些細な変化に気付き、声をかけ、相談に乗ること、そして専門機関につなぐことが大切と感じました。
もしかして詐欺?と不安に感じたら、
消費者ホットライン【電話】188
または消費生活相談窓口…まちづくり推進課【電話】2-3111
<この記事についてアンケートにご協力ください。>