■ボヘミアン・ラプソディ
昨年の大晦日のことです。
例年は、帰省した家族と食事をしながら、テレビのお笑いやバラエティ番組を見るのですが、昨年は、たまたま、数年ぶりに紅白歌合戦を観ました。
多分、「クイーンが出演する」という前宣伝が潜在意識にあったからだと思います。
私は、特にロックが大好きとか、クイーンが好きとかではありませんが、数年前のネットニュースで、クイーンの伝説的ボーカル、フレディ・マーキュリー(1991年45歳没)の伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』がオススメと書いてあったので、早速、中古ブルーレイを買って観ました。
内容は、自分の生い立ちなどにコンプレックスを抱えているフレディが、仲間との衝突や挫折、さらには複雑な私生活を繰り返しながら、ボーカルとして、また、グループも偉大なロックバンド「クイーン」として大きく成長していく様を描いた素晴らしい映画でした。
中でも圧巻は、映画のラスト21分間のシーン。イギリスとアメリカを結んで開催された「ライヴ・エイド」(1985年7月13日)にクイーンが出演し、エルトン・ジョンやデヴィッド・ボウイやポール・マッカートニー(英国ウェンブリースタジアム会場)、ボブ・ディランやエリック・クラプトンやマドンナ(米国JFKスタジアム会場)というスーパースターとの共演を果たし、ライブコンサート史上最高と言われるパフォーマンスを演じ、鳴り止まない拍手で終わる感動的な場面でした。
また、映画の中で、フレディを演じる俳優のラミ・マレックがあまりに本物のフレディに似ているので、どこまでが本人でどこまでが俳優さんかわからず、何回観ても、私には、全てがフレディ本人のドキュメンタリーにしか思えません。
観終わっても、当分の間は、名曲「ボヘミアン・ラプソディ」の衝撃的な歌詞(Mama,just killed a man…)や、「ウィ・ウィル・ロック・ユー」の有名なイントロ(ズンズンチャッ!ズンズンチャッ!)が頭から離れなくなってしまうことに要注意。
花田憲彦(はなだのりひこ)町長
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