阿武町では、全国に200頭しかおらず、そのほとんどが町内で肥育されている「幻の和牛」無角和牛のPRを通して、町の魅力発信などをめざしています。
この日は、「無角」の振興を図る地域プロジェクトマネージャー・渡邊雅之(わたなべまさゆき)氏が、無角和牛の肉を使った料理のアイデアを提案し、家庭でも親しんでもらうことで、ゆくゆくは郷土料理として地域に根付かせることをめざして、宇田郷婦人会の女性たちに料理教室を開催しました。
〝無角の肉と、旬の食材を組み合わせ、どんどんアレンジを試してください。長くやっていると「この味が良いよね」っていうのが固定化されてきて、互いに教え合うことで、それが「郷土料理」と呼ばれるようになるんです〟
渡邊氏は、しばしば無角の肉が「硬い」と言われることについて、「それは正しい食べ方が浸透していないからです。『牛すじ』だって硬い部位だけれど、みなさんは牛すじに適した調理方法を知っている。無角だって同じことです」と説明しました。
この日は、特に安価な硬い部位の肉を使用。下拵えでしっかり煮込み、あらかじめ冷凍して保存しておくことで、手軽に一品を食卓に加えられると紹介しました。
2月から3月にかけ、無角和牛まるまる一頭分の肉を、道の駅で販売できることになりました!部位ごとに食べごろが違うので、順番に店頭に並ぶ予定です。食べやすいサイズに小分けした、急速冷凍の真空パックなので、便利に使えます。ぜひ、ご家庭でも、無角に挑戦してください!
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