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議会だよりNo.93(3)

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山口県阿武町

▽西村容子(にしむらようこ)議員
Q.うおなの郷閉店後の買い物支援及び宇田郷地区の高齢者対策について
A.地域からの切実な要望等は、可能であれば事業化し全力で支援していく
問:
うおなの郷は、平成29年6月1日から農協漁協の共同店舗として営業していたが、令和6年3月末をもって閉店となった。
その後、週2回の移動販売車と注文書での対応、また、新たにIターンUターン夫婦がキッチンカーを開業、阿武町としては町内交通機関の運賃改定、社会福祉協議会では阿武町有償在宅サービスでのスタートとなった。
しかし高齢者は5年間で2.75%の増、益々高齢化が進んでいる中、今後どのような支援を考えているか。
町長:
うおなの郷の閉店後、西村議員自らが地区関係者へ心配事・困り事の聞きとり、地域活性化を目的とした会議を2月と5月に開催、地域内の世代を超えた意見交換や交流会など、すばらしい取り組みだと思っている。
今後、地域の問題点を自ら考え、自助、互助で解決できることは自分たちで、そしてそれが出来ないことを町に要望いただく、このことが地域の活性化に結びつくと考えている。

Q.有害鳥獣対策について
A.鳥獣害から生活を守るため、猟友会との連携はもとより、防災行政無線放送にて迅速に周知していく
問:
全国でイノシシやサルなどが増えているほか、クマの出没などで死傷者の事故が多数発生している。
昨年、令和5年第2回議会定例会において質問したが、猟友会員の増減数はどうか。
また、山口県萩農林水産事務所と連携して取り組んでいる「里山づくりに向けた支援」については、どのような進捗状況か。
先日、住民からサルが作物を荒らして出荷出来ず困っていると話があった。猟友会員が減少していく中で、他市町村では、ハンターとして「地域おこし協力隊」を募集している。
また、サルが出ている時に、住民との連絡システムの構築はどうかとの提案もあった。地域が安心して暮らしていくためには、どのような対策が考えられるか。
町長:
令和5年度の会員数は、奈古地区7人、福賀地区14人、宇田郷地区は1人増えて5人、全体として1人増の26人となっている。里山づくりに向けた支援では、農事組合法人福の里が先行して「地域ぐるみ活動対策プラン」を作成し、鳥獣の隠れ場を取り除く緩衝帯、草刈り、侵入防止のためのワイヤーメツシュ柵の設置等の計画をしている。
サルによる農作物の被害では、生活基盤が脅かされる重要な問題だが、決定的な対策は確立が出来ていない。地道な追い払いにより、人間は怖いものだと学習させることが重要と考える。
また、地域おこし協力隊を鳥獣駆除のハンターとしての雇用は、任期を終えた後に、地域との連携がうまく出来ない恐れもある。
なお、クマの目撃情報は、防災行政無線にて周知し、警察においても目撃地周辺のパトロールを心がけている。

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