7月28日に山口市商店街の「どうもん広場」で、山口県立大学地域文化創造論研究室がマルシェを開催し、のべ300人以上が訪れました。
これは、阿武町が山口県立大学に委託している「阿武町の観光まちづくりに関するPBL(問題解決型学習)事業」の一環として開催されたもので、町の観光にかかる可能性を探ることなどを目的に、地域文化創造論研究室の教授、学生が企画したものです。
マルシェでは、福賀すいかなど特産品の販売や、阿武町産の野菜が当たる無料の福引のほか、阿武町産のキウイジュレを使用したかき氷やキウイジュースが無料で提供されたりと、涼しくなるイベントが盛りだくさん。
宇田を中心に活動しているキッチンカー「はしる進隆丸」の濱田百代(はまだももよ)さんたちも参加し、阿武町産の材料を使用した「たこめし」や、「あじフライのセット」が大好評。
学生自らが企画し、地域の魅力を相手の反応を見ながら直接発信することで、人と人のつながりが地域の活性化に大きな影響を与えることを学びました。
■大下千穂(おおしたちほ)さん、田中凜花(たなかりる)さん
「阿武町のことを知ったうえで、企画できたので、より密接に阿武町を感じることができて楽しかったです。実際にお客さんの顔を見ることで何に魅力を感じているか知ることができたので、またこのようなイベントを企画運営してみたいと思います。」
■斉藤理(さいとうただし)教授
「この取り組みが、実際に阿武町を訪れるきっかけになれば、と思っています。今回の試行結果を分析し、こうしたキャラバンが県内各地でも容易かつ頻繁に開催できるようモデル案を出していきます。」
■福賀すいかを購入された参加者
「学生の皆さんがいきいきとした表情で地域の活性化に貢献されている姿が印象に残りました。素晴らしいことだと思います。」
<この記事についてアンケートにご協力ください。>