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自治体の皆さまへ

議会だよりNo.95(6)

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山口県阿武町

▽上村萌那(かみむらもな)議員
Q.人口減少へ向けたまちづくりと人材の確保について
A.コンパクトな町のなかで住民が幸せや生き甲斐を実感し自己実現できることを目指した取り組みを実践する
問:町の人口が3千人を切り、人口減少に対する不安の声を聞くようになった。国全体の人口が減少するなかで、これを見据えたうえでのまちづくりをどのように考えるか。
町長:
ここ数年、町では転入超過による「社会増」を実現しており、これまでの各種施策の成果が見えてきた。
「まちの元気」は人口規模だけで成り立つものではないと考える。
「打てば響く、町民の一人ひとりに寄り添うまちづくり」を実践することで、それぞれが置かれた環境で幸せや生き甲斐が実感できるまちづくりを進める。

問:
町内企業での人手不足はもとより、町内の福祉・保育施設や、これから建設予定の町営診療所では有資格者の働き手が必要とされている。
さらに今後、有償ボランティアやデマンド交通など、地域福祉に関わる住民の減少も想定されるなかで、人材確保および人材育成についての考えは。
町長:
町職員の人材確保については定年後の職員の再雇用で絶対数の確保をし、また、働き方改革としての労働条件の整備等、魅力ある職場づくりに努めていく。
これと平行して、外部人材の力を取り入れた伴走型支援により職員のスキルアップを図りながら行政を推進していく。
人材育成に対し、町ができることは少ないと考える。ただ、地域を支える人を増やす取り組みとして、公民館活動の充実や社会福祉協議会の関係分野の強化が挙げられる。
人づくりの観点からは、小中学生の基礎学力を伸ばすため、公設塾の開設を検討している。

■行財政改革等特別委員会 12月6日開催
松田穣(まつだみのる)委員長

▽令和6年度一般会計補正予算(第4回)
問:福賀シェアハウスの駐車場用地購入、整備の規模と、整備後の近隣住民は利用可能か。
まちづくり推進課長:近隣農地を整備予定。面積は約200平方メートルで、進入路等整備を行うと6台程度の駐車スペースを確保予定。基本的にはシェアハウスの方を対象とするが、地域の方も集会等で使えるよう、計画している。

問:みどり保育園のガラス修理に関し、破損の経緯と日常の点検状況は。
健康福祉課長:
強風時、年少室の約4m四方のガラスに急にヒビが入り、それが広がり、バラバラになった。保育中だったが、合わせガラスの為、飛び散った訳ではなく、園児にケガ等の被害は無い。
保育士による日常点検は行っているが、ガラス自体に傷があった訳ではない。引続き日常点検等を継続する。

問:診療所予定地の解体工事と移転工事の詳細は。
健康福祉課長:山口銀行裏の元社宅と、隣接家屋の解体、敷地内の農業用倉庫を移転するための工事費用である。解体工事を先行することで、土地造成中の代替駐車場として使えるよう計画している。

問:妊産婦アクセス支援事業補助金は、利用対象地域の範囲はどこまでが対象か。
健康福祉課長:県内全域が対象となり、仮に岩国市であればそこまでの旅費と宿泊費が対象となる。

問:土(つち)地区地形測量委託料について圃場整備の予定は。
農林水産課長:調査業務を進め、現在計画を作成中。農政局とのヒヤリング後、事業採択は令和8年度の予定で、実設計等を進め工事に入るが、令和14年度までかかる見込み。

問:部活動地域移行指導者育成補助金について、クラブの種目は、どうなる予定か。
教育委員会事務局長:検討中であるが、既存の柔道も含めて運動部を4つ、文化部を1つ程度で考えている。今年は下関でバレーボールのコーチ養成講習会があり、2名の参加を予定している。

▽令和6年度阿武町国民健康保険(直診勘定)特別会計補正予算(第1回)
問:備品購入費のレセプト用パソコン一式は、新規購入なのか。
健康福祉課長:
齊藤医院を巡回診療拠点として活用するのに、診療報酬請求用のパソコン一式を購入する。サーバー、デスクトップとレセプト用システムを購入予定。
サーバーは福賀診療所に設置、デスクトップは齊藤医院に設置し、入力したデータはインターネット回線を介してサーバーに送られ、福賀診療所にてレセプト業務を行ない、国保連などへの診療報酬請求を行う。
齊藤医院にある既存のシステムは、あくまで齊藤医院の診療報酬を請求する為のシステムで、新たに購入が必要。

▽現地踏査
・町道亀山十王堂線道路改良工事
・鹿島大橋橋梁補修工事
・町道舗装改修工事(奈古地区)

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