式典では、町内小中学生の「いじめ防止・根絶月間」標語・ポスター応募作品の表彰が行われ、各部門で最優秀に輝いた4人に賞状と記念品が贈られました。
人権講演会では、アフリカ生まれで日本在住のタレント・星野(ほしの)ルネさんがリモートで出演し、多文化共生をテーマに、自身の生い立ちを描いた「漫画」を引用しながら、相互理解を深めるためのコミュニケーションの大切さや、「思い込み」との向き合い方を伝えました。
■星野ルネさん(タレント・漫画家)
カメルーン共和国出身。幼少期に日本に移住し、兵庫県姫路市で育つ。高校卒業後に上京し、放送作家を志す。SNSで公開した漫画が注目を集め、個性を活かして各メディアで活躍中。
星野ルネさん(@RENEhosino)の作品『まんがアフリカ少年が日本で育った結果』は町民センター図書ルームで貸出中!
僕たちって、テレビとかニュースとかSNSを通じて入ってくる情報をあまりに信じすぎて、全部わかった気になっちゃう。
本当は何もわかっていないに等しいんだけれど、まるで全体像を知っているように思い込んでしまうんですよね。
でも実際に、会ってみると、話してみると、調べてみると、行ってみると、だいたいのことはイメージと違うんです。
人も、国も、場所も、仕事も、趣味も、全部そうなんです。
なんとなくのイメージは、「きっかけ」にするのは良いけれど、その外側にある無限の正解のほうが何倍も大きい。
だから、実際に向き合うことにチャレンジしてみてほしい。
社会に対しても、他人に対しても、なんなら自分自身の可能性に対しても、思い込みに負けないように、チャレンジしてほしい。
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