■〝無角和種を通じた阿武町名産地化〟阿武町地域プロジェクトマネージャー渡邊氏が講演
町内の各種団体長らが集まり、これからの町づくりについて話し合う年頭の交流会「令和7年新春懇話会」が1月29日、町民センターで開催されました。
まちのトピックスを取り上げる「講話」では、「無角和種を通じた阿武町名産地化~土地と人に価値があるという事を目指して。今は畜産業の大きな転換点~」というテーマについて、阿武町地域プロジェクトマネージャー渡邊雅之(わたなべまさゆき)氏が講演しました。
“全国にたった200頭しかいない貴重な無角和種を、自然に近い環境で畜産を育てる価値が見直される時代の中で、飼料も含めオール阿武町で循環しながら育てる取り組みは素晴らしいことだと考えています。100年守り続けてきた伝統をこれからも守り続け、唯一無二の価値を持つ無角和種を全国に伝えていこうと思います。”
講演では、無角和種の希少性に触れた上で、「サシ」が入った牛肉に価値があるという価値観が変化しつつある中で、「サシ」の少ない無角和種の育て方に価値があることを説明。「自然の中で育てられた無角和種の肉質は非常に高い評価を受けており、阿武町の風土に基づいて育てた無角和種の価値を広め、つながりをつくることが大事である」と話され、未未来に希望が持てる講演になりました。
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