▼山形市郷土館(旧済生館)
「山形市郷土館」は、明治11(1878)年に県立病院として創建された擬洋風の建築物です。創建当時は医学校が併設され、オーストリア人医師・ローレツが近代医学教育を行ったことで知られています。その後民営となり、明治37(1904)年から市立病院として使用されました。昭和41(1966)年に国の重要文化財に指定された後、七日町から霞城公園内に移築復元工事が行われ、昭和46(1971)年から「山形市郷土館」として郷土史・医学関係資料を展示しています。
現在、この歴史ある郷土館の魅力を発信するため、地域おこし協力隊がさまざまな企画やSNSでの発信を行っています。11月には、郷土館ナイトミュージアム、秋季企画展、3・4階特別公開などのイベントを予定していますので、ぜひ足をお運びください。
詳しくは、市ホームページをご覧ください。
《今回のキーワードVol.4》
「文化創造都市」にまつわる用語をシリーズで解説!
〇擬洋風建築
1850~1880年ごろ、西洋の建築を日本の大工や職人がまねて建てた建築物です。外国人技術者や専門の建築技術者に頼らず、地元の大工たちが見よう見まねで造ったため、細部を見ると、洋風、和風、時には中国風の要素が混在しています。県内では、初代県令三島通庸によって多くの擬洋風建築が建てられました。
問合せ:文化創造都市課
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