「姉妹都市スワンヒル」
先日、山形市の姉妹都市の一つ、オーストラリアのスワンヒル地方市を山形市民の皆さまとともに訪問しました。山形市とスワンヒル地方市は、1980(昭和55)年8月に姉妹都市の盟約を結んで以来、長きにわたり友好交流の歴史を紡いできました。このたびは、コロナ禍の影響で延期されていた、姉妹都市締結40周年を記念しての市民訪問団の派遣事業を実施したものです。
スチュアート・キング市長をはじめ、スワンヒルの皆さまからは大変な歓迎を受けました。両市の交流の中心はやはり中高生がお互いにホームステイをしながら行う短期交換留学です。これまで山形市からは約320名の生徒がお世話になり、山形市もスワンヒルの生徒を受け入れてまいりました。ちなみに、キング市長もかつて交換留学で山形市に来た一人です。
スワンヒル地方市は人口約2万2千人。ビクトリア州メルボルンからバスで4時間半ほど北上した場所に位置し、農業や市内を流れるマレー川を生かした観光が盛んな町です。訪問した際、広大な農場・牧場も訪れましたがスケールの大きさに本当に驚きました。気候や人柄も良く、楽しく快適に滞在することができました。
今回の訪問では姉妹都市盟約40周年を記念してスワンヒル地方市に造成された「山形ガーデン」という庭園に山形鋳物のレリーフを寄贈しました。来年から、コロナ禍で休止してきた短期交換留学を再開します。未来ある若者にとって素晴らしい経験になることを期待します。
山形市長 佐藤孝弘
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