けがや病気により道路や公園などで動けなくなった犬や猫を保護している動物愛護センター。保護された犬や猫をセンターの獣医師が治療し、人と一緒に暮らせるよう職員がお世話をしながら、「新しい飼い主」を探す取り組み(譲渡事業)を行っています。
保護されなければ失われていたかもしれない命を懸命につなぎ留めていますが、保護できる動物の数には限りがあります。「命のバトン」を新しい飼い主へつなぎ、さらに保護が必要な命を救うため、皆さんのご来所をお待ちしています。
◇命のバトンをつなぐ
《譲り受けまでの流れ》
[譲渡前講習会を受講]
↓
[迎え入れたい犬・猫が見つかったらセンターへ連絡]
↓
[希望する犬・猫と触れ合い]
↓
[一週間程度のトライアル(希望者)]
犬や猫を初めて飼う方や先住の動物がいる方でも安心して迎え入れられるよう、自宅でのトライアルが可能です。
↓
[家族の一員として正式に迎え入れ]
▽まずは「譲渡前講習会」へ
「新しい飼い主」となるためには、飼い主としての義務や適正な飼い方について理解を深めていただく譲渡前講習会の受講が必要です。
〈譲渡前講習会〉
とき:毎月12日午前10時~正午
ところ:動物愛護センター
申込み:前日までに動物愛護センターへ
講習会受講の有効期限は受講日から3年間。
受講者はセンターの犬・猫と触れ合うことができます。
〇譲渡対象の犬・猫の情報はこちら(本誌7ページにQRコードを掲載しています)
センターの犬・猫の性格は毎日お世話をしている職員がご説明します!
▽猫の不妊・去勢手術費用に補助金を交付しています
山形市は、望まれない猫の繁殖を抑制し、地域住民への危害や迷惑を防ぐことで「人と猫が安心して暮らせる地域社会の実現」を目指しています。市では、多頭飼育崩壊や野良猫などの、適正に飼養されていない猫や飼い主のいない猫を対象に、不妊・去勢手術費用の一部を補助する取り組みを行っています。野良猫問題の解決に向け、ご活用ください。
詳しくは、市ホームページへ。
【犬・猫を飼うときはマナーを守りましょう】
〈犬の場合〉
(1)放し飼いをしてはいけません
(2)糞(ふん)尿の始末は必ず行いましょう
(3)鑑札や注射済票、名札を付けましょう
(4)必要な手続き・届け出をお忘れなく
(わんにゃんポート窓口へ)
・飼い犬の登録:生後91日以上の犬を新たに飼うとき
・変更届:飼い主が変わったときや所在地が変更になったとき
・死亡届:飼い犬が亡くなったとき
・咬傷(こうしょう)事故届:飼い犬が人をかんでしまったとき
(動物病院へ)
・狂犬病予防注射:毎年1回、注射を受けてください
〈猫の場合〉
(1)完全室内飼いをしましょう
(2)首輪や迷子札、マイクロチップを付けましょう
(3)不妊・去勢手術をしましょう
猫の繁殖力は非常に強く、1年に2~3回の出産が可能です。1回の出産で4~8頭の子猫を産むため、管理ができていないとすぐに増えてしまいます。責任を持ってお世話ができる頭数に管理しましょう。
〇犬や猫を飼うときは、最期まで責任を持って飼いましょう!
・飼い主には終生飼養の責任があります。最期まで愛情と責任を持って飼いましょう。
・ペットを捨てることは犯罪です。法律により罰則が科されます。
問合せ:動物愛護センター
【電話】681-1210
<この記事についてアンケートにご協力ください。>