【特集】人に寄りそい未来を見すえた県づくり予算(1)

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「人と自然がいきいきと調和し、真の豊かさと幸せを実感できる山形」の実現に向け、時代の変化や直面する課題に対応しながら、未来を見すえ、安全・安心を土台に、県民誰もが個性や能力を発揮でき、将来にわたって地域の活力が持続する県づくりを推進するため、令和6年度当初予算を編成しました。今回は、その概要や主な事業を紹介します。(●新規、◎拡充)

詳しくは
【URL】https://www.pref.yamagata.jp/020004/kensei/zaisei/yosan/r06/r6tousyo.html

■令和6年度一般会計予算…6,498億円
前年度比318億円減、4.7パーセント減
(新型コロナ関連経費を除き、前年度比58億円増、1.0パーセント増)

▼歳入…6,498億円
・自主財源　3,302億円(50.8パーセント)
・依存財源　3,196億円(49.2パーセント)
・県税　1,103億円(17.0パーセント)
・諸収入　1,192億円(18.3パーセント)
・繰入金　367億円(5.7パーセント)
・その他・自主財源　639億円(9.8パーセント)
・地方交付税　1,826億円(28.1パーセント)
・県債　450億円(6.9パーセント)
・国庫支出金　665億円(10.2パーセント)
・その他・依存財源　255億円(3.9パーセント)

▼歳出(目的別)…6,498億円
・教育費　1,109億円(17.1パーセント)
・商工費　1,082億円(16.6パーセント)
・公債費　890億円(13.7パーセント)
・民生費　813億円(12.5パーセント)
・土木費　615億円(9.5パーセント)
・農林水産業費　382億円(5.9パーセント)
・総務費　351億円(5.4パーセント)
・警察費　275億円(4.2パーセント)
・衛生費　229億円(3.5パーセント)
・その他　753億円(11.6パーセント)

▼歳出(性質別)…6,498億円
・義務的経費　2,727億円(42.0パーセント)
・投資的経費　835億円(12.9パーセント)
・その他経費　2,936億円(45.2パーセント)
・人件費　1,520億円(23.4パーセント)
・扶助費　319億円(4.9パーセント)
・公債費　888億円(13.7パーセント)
・公共事業費　365億円(5.6パーセント)
・単独事業費　257億円(4.0パーセント)
・その他　213億円(3.3パーセント)
・補助費等　1,349億円(20.8パーセント)
・貸付金　1,118億円(17.2パーセント)
・物件費　244億円(3.8パーセント)
・その他　224億円(3.5パーセント)

注：表示単位未満を四捨五入しているため、合計が一致しない場合があります。

◇県債残高の見込み
今年度末の県債残高の見込みは、1兆1,330億円となり、前年度当初予算と比べて、316億円の減少を見込んでいます。また、財政健全化の目標として掲げている臨時財政対策債および補正予算債等ならびに災害復旧事業債を除いた実質的な県債残高は今年度末見込みで6,446億円となり、前年度の同時期と比べて65億円の減少を見込んでいます。

◇調整基金の残高
今回の予算編成において、288億円を取り崩し、今年度末における残高は143億円と見込んでいます。

《用語解説》
▽歳入
地方交付税：自治体間の財源の不均衡を調整するために、一定のルールで国から交付されるお金
県債：道路整備・学校建設などの目的で県が借りるお金
国庫支出金：農地の整備など、特定の事業に対して国から交付されるお金

▽歳出
(目的別)
公債費：県債返済などに使うお金
民生費：生活保護などの社会保障のためのお金
衛生費：医療や健康増進、環境保全などのためのお金
(性質別)
扶助費：児童手当や生活保護などに使うお金
補助費等：市町村または民間に対する補助金など